第3話

#2
68
2026/02/01 04:24 更新
石神くん
お前、今日の転校生だよな。



私は首がもげるくらい頷いた。





石神くん
お前、名前は?


一応自己紹介の時に
黒板に書いて貰ったんだけど…(((




私はまた文字を指して名前を伝えようとした。




石神くん
あ゛~   それじゃ時間かかるだろ。



石神くん
これに書け。





石神くんはそう言って私にノートを差し出した。



あ、でもこれ石神くんのじゃ…?



あなた
…?(💦)




石神くん
いちいち指してく方が非合理的だろ。



なるほど…?



あなた
『ありがとうございます。』




お礼を言ったものの、「おー」と素っ気なく返された。



私は改めて丁寧に書いた。






『芽蕗 あなた』






それを見た石神くんは
「ふーん。」と短く言って、少しだけ口角を上げた。


石神くん
あなたか。

名前を呼ばれた。
それだけなのに、変に意識してしまう。



石神くん
じゃ、あそこの本取ってこい。






石神くんにお願いされた。





初めての『役目』。

そう考えるととても嬉しくなって、
にこにこで本を取りに行った。









私はドヤ顔で石神君の前にぽん、と置いた。




石神くん
ふっ、なんだテメェ。(笑)



石神君はそう言って笑っていた。





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