チャンside
僕がそう言うと2人は恥ずかしげに頷いた
ガラガラ
スングァニヒョンは慌てて手紙を隠した
そして僕の前に立っているのは、紛れもなくジョンハニヒョンだった
無駄のない綺麗な顔立ちに優しい声色
あの日喧嘩した時のように歪んではいない、穏やかな表情だった
あぁ僕、こんなに小さい時からお世話になってたヒョンにあんなくだらない理由で怒っちゃったんだ
自分自身がすごく情けなくて、ヒョンにとても申し訳ない気持ちでいっぱいになった
ジョンハニヒョンはすぐ僕に近づいてきて、小さい僕の体を抱き上げてくれた
そしてヒョンは僕を抱きかかえたまま病室を出ていった
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ヒョンが連れてきてくれた場所はテラスだった
今よりも少しビルが少ないけど、あまり変わっていない風景を見て安心した
本当は逆だ
現実で僕は大人で、夢の中であるここで僕は子供になっている
そしてジョンハニヒョンはしばらく黙った後、ゆっくりと口を開いて言った
予想外の言葉だった
確かに僕は、ヒョンのそばにいれることが当たり前だと思っていたのかもしれない
何もかも、当たり前なんかじゃないのに
そう言いながら僕をまっすぐ見つめてくれるヒョンの顔を見て、僕はまた涙が溢れた
僕は久しぶりにしばらく、ヒョンの腕の中で揺れていた
でもそれがすっごく、心地よかった
To be continued…→

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。