私は、確かに飛び込んだ
冷たい感触がした
けれど
私はそれを目にしてしまった
……
白イ、ナニカ
視界を覆い尽くすほどの大きさ
子供なら少なくともなにかすら分からないだろう
ただ、私は見えた
それが
「イカなことに」
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
私は、小さい頃に海に来たことがあった
遊んでいたら、お母さんとはぐれて
さまよってたら、イカを見つけた
普通のイカだ。
こちらに気づいて、墨を吐いて
それは、小さい私にとって
**トラウマ**になるには十分だった
その時は、大きな何かが助けてくれたけれど
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
私は最期まで
嫌いなものに包まれて死ぬのか
……
けれど、様子がおかしくて
私の意識が戻る頃には
甘味あいすの体で
イカと共に砂浜に倒れていた
そのイカは、意識を失っていて
けれど
すっごく都合が良かった
今度こそ、正面からの愛を試せるんだ
いちごも、元の体に戻って生きてるみたい
迷惑、かけちゃったな
✦・┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈・✦
学校に行く
いつもどうりだけど、それがうれしくて
周りを見渡す
休み、か
都合悪いな
ーそのときは、ただ体調を崩しただけだと思っていた
けれど
何週間も、何ヶ月も待っても
いぷは来なかった
……
私は、学校を休んだ
楽しく、無くなったから
暗闇の中、かすかな月の光に照らされながら
私は、眠りに落ちていく
chapter7
▶白いナニカ












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。