問答無用で生徒会に?お断りします。
きっぱりと言う。
そうしなければ、伝わる気がしない。
話通じないのかな
意味わからないけれど
やるからには全力で、勝つ事としよう。
......
「スタート」
その合図と同時に、ゾム先輩が距離を詰めてくる。
早っ
盾を展開した瞬間──
その呪文と同時に、体が宙を舞う。
盾が無かったら試合終わってたのでは、という程の火力で。
急いで体制を整え、再度盾を展開する。
煙のせいで辺りが見えない。
風魔法で煙を消す。
目の前に、ゾム先輩が迫って来ていた。
相手の体を飛ばす魔法。
あまり強くは無いが、時間稼ぎならできる。
この間に...
自分の杖を召喚する。
この杖は、自身の力を最大まで出す事のできる物。
また、──
言いながらそれに自分の魔力を流し込む。
すると杖は形を変え、ペンの様になる。
私はそれを強く握りしめ、魔力を叩きつける様に流し込みながら手を動かす。
一瞬で、私の目の前には、複雑な魔法陣が描かれる。
近づいてくるゾム先輩を横目に、私は唱えた。
次の瞬間──
競技場の地面...とゾム先輩の足が凍る。
炎でも溶かすことの出来ない氷。
それに捕らわれて逃げられる者なんて居ない。
ゆっくり、ゾム先輩に近づく。
項垂れたゾム先輩を前に、私は思わず勝ちを確信した。
何処から取り出したのか弓矢で私の事を撃って来た。
矢が1本、体に刺さる。
そこから徐々に体が動かなくなって行く。
地面に倒れ込む。
お互い動けない状況だが、私の方が圧倒的不利。
動かしにくい唇を動かしそう言う。
地面の氷も溶きたい所だが、もう腕が上がらない。
意識がはっきりしているのに、体が動かないのはもどかしい。
すると、どうやって聞いていたのか、生徒会の人達が駆け寄ってきた。
そういい、治癒魔法をかけてくれるしんぺい神先生。
ゆっくりと体を起こす。
向こうでは、皆が懸命に氷を溶かそうと、壊そうとしていた。
それを見ながら、再び杖を握りしめ、魔法陣を描く。
唱えた瞬間氷にヒビが入り、壊れる。
そのまま氷は溶け、消えていった。
嫌な物は嫌だが、約束は約束だ。
負けたのは私だから。
何を言われるのだろう。
嫌、何かされるのかも。
どちらにしろ、行くしかないと思った私は、大人しくゾム先輩について行く。
そんな私が通されたのは、先輩の自室だった。
中に入ると、クッションを差し出されたのでそこに座る。
「黒の魔女やろ」
その名前に、私は反応してしまった。
えー、更新が遅くてすいません
少しづつですが書くので、皆様楽しく読んで頂ければ幸いです。
それでは。
Next~~~忘れていたかった。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。