私は閃いた。
心の声が聞こえなかった時にされたことを
そのままやり返してやろうと。
正座を崩して床に座り、トントンっと膝を叩く。
得意げに目を細めて少し笑いながら私は言った
下まつげ君はベッドから下りて
こちらに近づいてくる。
そして、下まつげ君は
まるで私の膝を枕のように普通に頭を乗せてきた。
明らかに私は動揺していた。
この状況が恥ずかしすぎて
思いっきり立ち上がってしまった。
床に頭を打った下まつげ君
少し怒られました。
スプーンでお粥をすくい
下まつげ君の口へと運ぶ
パクっとかぶりつこうとした瞬間
スプーンを遠ざけ、その罠にハマって
カツンと音を立てる下まつげ君。
私からスプーンを奪い取って
自分ですくって食べようとしている。
ご飯を少しずつ食べながら、横目で私を見る。
大きくため息をつく下まつげ君
思っていることを口にしようとするも
結局は言えなかった。
下まつげ君をベッドに横たわらせる
無言で腕を引っ張られベッドに引きずり込まれる。
私は大きな胸筋を目の前に、
下まつげ君に抱きしめられていた。
''もしかして下まつげ君って独占欲強め?''













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。