第20話

可愛い…かもしれない。
389
2025/06/29 02:00 更新
下まつげ君は置いておいて



ガチャガチャを回す




あなた
お、ホオジロザメだ。私ドチザメが欲しかったんだけどなぁ…
凛
…俺も回す。
あなた
あれ、下まつげ君ってサメ好きだったっけ?
凛
「あなたの下の名前(ひらがな)が好きだから好き」
あなた
(それってどっちの意味ですかね。)
↪︎あなたの下の名前(ひらがな)がサメを好きだから俺もサメが好き
↪︎あなたの下の名前(ひらがな)のことが好きだから俺もサメが好き
凛
別になんでもいいだろ。



硬貨を投入していき



回して出てきたものは



凛
これ、なんだ。
あなた
あ、ホオジロザメ。私とお揃いになっちゃったね
凛
チッ、お前とダブりかよ。
凛
「あなたの下の名前(ひらがな)とお揃い…大切にしよ」
あなた
冴お兄さんも回す?
冴
オレは見てるだけにしておく。そっちの方が面白いしな。
凛
兄ちゃん、小銭無くなった。両替してくる。
冴
そう思って先に両替してきたから、これ使え。



4回ぐらいは回せるぐらいの小銭を渡す



あなた
(なんか可愛いな。)




兄弟っていいなと思った瞬間だった。



凛
ありがとっ、兄ちゃん
あなた
(くそ、なんでそんな顔良いくせして兄ちゃん呼びなんだよ。これが弟属性ってやつですか…)
あなた
次なに回そうかなー
凛
オレ、これする。



指さしたのは鳥シリーズのキーホルダーのガチャ



あなた
下まつげ君は何が欲しいの?
凛
フクロウかカモメ。
あなた
ふーん
あなた
(フクロウは下まつげ君、カモメはお兄さんの分かな?なんだ意外と可愛いことするじゃん。)


下まつげ君がガチャガチャのハンドルを回す




出てきたのは




カモメだった。
あなた
お、当たった。運いいね
凛
とーぜんだろ。


そのまま2回目、3回目と回すが



目当てのフクロウは出ない。



凛
くそ、出ねぇ


最後の4回目を回すが、




出てきたのはセキセイインコだった。




凛
あなた
(いや、不機嫌にならないでくださいよ。子供か)
凛
「フクロウ欲しかった」
あなた
冴
終わったか?もうやらなくていいのかよ
凛
…うん。
冴
お前は?
あなた
私も大丈夫です。次のところ行きましょ
冴
あぁ、行くぞ凛。
凛
うん


しょぼくれているのが後ろから見て分かる




私は可哀想だと思い




そのガチャガチャを1回だけ回した











レバーを回して、カプセルが落ちてくる






カプセル越しに見るとそれは





フクロウだった。



あなた
…あとで渡してやるか。





その後も色々な所に行き



すっかり暗くなってしまった



あなた
今日は楽しかったよ。…ありがとーございます。
冴
悪くはなかったな。
凛
お前、1人で帰んの?
あなた
いや、お母さんが迎えに来てくれるって
冴
だったら家まで送る必要はないな。



そう言って冴お兄さんは下まつげ君を置いて





後ろを向いて先に歩き出した






下まつげ君は私の方を見て





少し恥ずかしげに私に言う




凛
気をつけろよ、…また、あ…した。
あなた
───''またね''下まつげ君。
凛
…!
冴
…帰るぞ、凛
凛
待ってよ、兄ちゃん



急いで後を追う下まつげ君。





その姿がとても愛おしく思えた




あなた
あっ、フクロウのやつ渡すの忘れてた。…まあ、明日でいっか。

プリ小説オーディオドラマ