そう言うと清水さんはスマホを操作してとある録音を聞かせた。
辺りに緊張感が走る。
それは確かに私の声。
だけど、なんだかカタコトだ。
編集のときに、私の日常の声を繋げたんだろう。
そりゃ、違和感が生まれるわけだ。
引っ掛からないことを願ったけど……
烏たちは、思った以上に浅はかだった。
録音?
そんなの、編集出来ないタイプじゃないと本当なんて言えない。
葵唯さんのこの証拠は、編集出来るタイプで作られたものでしかない。
なんで、気づかないんだろう。
アハハ……菅さんも向こう側か……
せめて菅さんは、こちら側であって欲しかったなぁ…笑
いよいよ、真の味方は2人だけか。
私の信頼は、偽造証拠によって、皆の冷ややかな目によって、
ズタズタに裂かれてしまった。
次回
恵



















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。