第6話

偽造証拠
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2026/02/07 05:57 更新




清水潔子
清水潔子
───あなたの下の名前ちゃんが葵唯ちゃんを虐めているという証拠をね。





そう言うと清水さんはスマホを操作してとある録音を聞かせた。





辺りに緊張感が走る。
















(なまえ)
あなた
お前、まだ学校に来てんの?
笹原葵唯(ササハラアオイ)
笹原葵唯(ササハラアオイ)
きっ、来ちゃダメなの…?
(なまえ)
あなた
………もうそろそろ死んだと思ってたのに。
笹原葵唯(ササハラアオイ)
笹原葵唯(ササハラアオイ)
えっ…?
(なまえ)
あなた
早くいなくなってね、自称お姫様。
笹原葵唯(ササハラアオイ)
笹原葵唯(ササハラアオイ)
うッ……うぅッ……












それは確かに私の声。




だけど、なんだかカタコトだ。




編集のときに、私の日常の声を繋げたんだろう。




そりゃ、違和感が生まれるわけだ。














引っ掛からないことを願ったけど……












烏たちは、思った以上に浅はかだった。























田中龍之介
田中龍之介
嘘…だろ…
清水潔子
清水潔子
田中、これは嘘なんかじゃない。
清水潔子
清水潔子
葵唯ちゃんから直接受け取った録音だから。




録音?





そんなの、編集出来ないタイプじゃないと本当なんて言えない。




葵唯さんのこの証拠は、編集出来るタイプで作られたものでしかない。





なんで、気づかないんだろう。






縁下力
縁下力
これは…流石に……
木下久志
木下久志
認めざるをえないな。
菅原孝支
菅原孝支
………良くないべ、あなたの下の名前……虐めは…
(なまえ)
あなた
……アハハ………そうですか…





アハハ……菅さんも向こう側か……



せめて菅さんは、こちら側であって欲しかったなぁ…笑





いよいよ、真の味方は2人だけか。



























私の信頼は、偽造証拠によって、皆の冷ややかな目によって、


































ズタズタに裂かれてしまった。
























































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