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第1話

Prolog
50
2026/02/01 09:22 更新
雲一つない青空、いつの日かと同じように屋上に立つ。
期待したボクがバカだったのかも知れないが
まぁ仕方ないことだとは思う。

個性って、認められないものですか?
好きな物を正直に言えない世界は苦しくないですか?

そう自分に心の中で問いかけた。
#_Mizuki.
#_Mizuki.
……こうやって屋上にいるのも、もうないと思ってたんだけどなぁ
結局、逃げたのはボクじゃないか……。
#_???.
……おや、先約が居たようだけど
#_Rui.
#_Rui.
大丈夫かい?
#_Mizuki.
#_Mizuki.
……類、なんで今ここにいるの?
類は高校三年生だ、受験生で大学に行くのか
早く就活するのか、人生に関わってくる時期なのに。
#_Rui.
#_Rui.
瑞希も言えないじゃないか
#_Mizuki.
#_Mizuki.
正論だねぇ〜
#_Rui.
#_Rui.
……まぁ、そうだね
『少しばかり、信用出来なくなったんだ。』
#_Mizuki.
#_Mizuki.
へぇ……
#_Mizuki.
#_Mizuki.
それ、ボクに話していいの?
#_Rui.
#_Rui.
あぁ……瑞希は何となく、昔から同じ雰囲気があるからね
同じ雰囲気……、その言葉は納得できた。
実際似ている所があるし、類はボクの理解者でもある。
#_Mizuki.
#_Mizuki.
……そっか
#_Rui.
#_Rui.
瑞希こそ、なんでここにいるんだい?
#_Mizuki.
#_Mizuki.
……聞いちゃうか〜
類ならいいか、とも思う。
これも淡い期待かもしれないけど、話してくれたし。
#_Mizuki.
#_Mizuki.
ボクの好きな物、誰も理解してくれないんだ
#_Mizuki.
#_Mizuki.
みんなおかしいって言う
#_Rui.
#_Rui.
僕は思わないけれど……
#_Mizuki.
#_Mizuki.
そっか
ボク達はこういう運命なのかな。
#_Rui.
#_Rui.
ねぇ瑞希
#_Rui.
#_Rui.
僕と一緒に___
#_Mizuki.
#_Mizuki.
ぇ……
類から放たれた言葉は少し衝撃的だったが
ボクにとっては好都合な誘いだった___

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