辛かったこと、悲しかったこと全部忘れたい。
あの日から1週間経って私の気持ちはもっと複雑になっていった。
彼のことは嫌いではない、
むしろ………
なんて言えるはずがない
後悔後悔後悔後悔後悔後悔ずっとあの日のことを引きずっている……
彼の別れ話なんて認めなければよかったと…
そして、嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬嫉妬……
彼の隣にいるあのコの笑顔がどうにも気に食わなわなかった。
壊したくなるようなあの笑顔に私の嫉妬と後悔は、不穏な言葉を囁いてくる。
彼女を殺したら…?
私が死んでしまえば?
死と殺し。
私の頭の中はこの言葉で埋め尽くされた。
うずまきの女給さんにたくさん励まされた。
「大丈夫」とか「私がいる」とか………
でも、もう無理みたい。
女給さんへ
私みたいにならないでね
探偵社の皆さんへ
私のことは忘れてください
太宰さんへ
ーーーーーーーー。
どんどん下に落ちていく感覚がした。
なんて考えている時間はない。
ただ、ずっと…ずっと落ちていく。
あーあ、心中したかったな。
私はまだ太宰さんが好きで、、
私にとってはまだ貴方は心中相手で………
迷惑だと分かっていても、この気持ちは捨てられなくて
"太宰さんのことが好きです。"
…今思えば、後悔だらけの人生だった。
好きな人にも振られるし、死ぬ時は1人だ。
今更だよ、今更なのは分かってる。
だから気づいてしまうの
どうせなら幸せになって、、幸せな気持ちのまま
死にたかった。
後悔しかないこの人生をやり直せたらどんなに素敵なことだろう。
そんなことを思いながら私は唱えた。
『永遠ノ記憶』
何が起こるかもわからない異能力を











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。