第7話

仲直り
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2026/03/21 16:25 更新
あなた
北斗さんは、大我と仲直りしたい?
北斗
うん。残りの1年、大我とも楽しみたい
北斗さんは、さっきとは打って変わって前向きで

私とも積極的に話してくれた
あなた
じゃあ明日面会呼びますね
北斗
え、早くない?
あなた
早いに越したことないです。
私たち残り短いんだから、なんて言葉をずっと飲み込む

北斗さんは少し頭を掻いたあと、こちらを向いた
北斗
…うん。明日、お願い
あなた
わかりました
大我にメッセージを送信する

案外すぐに『わかった』と返信が来た
あなた
明日来るらしいです
北斗
わかった。
あなた
なんで、北斗さんと大我は喧嘩したんですか?
北斗
…俺が、幼稚園の時かな
それは、13年前の話









俺が4歳の時、体調が安定したこともあって

保育園に通い始めた。

ただ、病院にしかいなかった俺は

人との接し方がわからなくていつも1人だった

そんなとき、声をかけてくれたのが大我だった

大我
ねぇ、ひとり?
北斗
うん。
大我
さみしくないの?
北斗
べつに。ともだちできたことないし
大我
じゃあおれがひとりめになる
まだ幼くて、舌っ足らずな喋り方でそう言う大我
北斗
え?
大我
なまえ…ほくと?
北斗
うん。
大我
おれはたいが。よろしくな
それから、2人でずっと遊んでいた

来る日も来る日も、2人で肩を寄せて遊んだ

けれど、楽しい時間はそう続かないもので。

俺の病状は、小学校に上がるタイミングで悪化した
大我
北斗、元気?
大我は毎日面会に来てくれていた

雨の日も、面会可能な日は毎日。

学校での出来事を事細かに話してくれた
大我
北斗とも学校いきたいなー!!
北斗
学校行けるようになったら、一緒がいいな
大我
あったりまえじゃん!
だけど、小学校5年生の時

大我が、嫌がらせに遭った

大我はひどく落ち込んで学校にも行けなくなった
大我
…学校なんて行きたくない
北斗
治ったら一緒に行こうって言ったじゃん
大我
だって、学校行ったらまた机に落書きされて悪口言われて…っ、
北斗
俺がいるから、大丈夫だよ
その一言が、大我を傷つけてしまった
大我
は、?北斗は学校行かなくても怒られないくせに!!
北斗
は!?なんだよそれ!俺だって選んで病気になった訳じゃねえよ!!
大我
そんなことわかってるよ!!でも、っ
大我は、ぐっと拳を握りしめてから

病室を飛び出していってしまった
北斗
大我っ、!!
俺の声は、届かなかった











北斗
それで、しばらく会わなくて今に至るって感じ
あなた
そう、なんだ…
北斗
俺が悪いんだけどね。大我の気持ち、わかろうとしてなかった
あなた
…それは、お互い様じゃないですか?
北斗
え?
あなた
大我も北斗さんも、ちゃんと話せば分かり合えます
あなた
だって、1人目の友達なんでしょう?
北斗
…そうだよな。ありがとう
北斗さんは、また明るい表情をした

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