⚠超短いです。
―――
小学生の頃だった。
おねぇちゃんがいなくなってから2年経った頃だった。
「…いたい…」
「どうしたのあなた!?」
あなたがケガをしていた。
赤い血流している。きたない。
「あなたに赤色なんて似合わない。」
「…すーちゃん、?」
「あなたにこんな赤色なんて似合わないよ。二度とこんな赤色あなたに付けさせない。」
「…すーちゃん、私のこと守ってくれるの、?」
上目遣いでわたしを見てくる。
「うん。だいじょうぶ。」
「私がまもってあげる。」
―――
あなたに赤色なんて似合わない。
昔そう言った。
なのに。
「千空さん…!」
石神の目の色はあかいろ。
あなたにあかいろなんて似合わないはずなのに。
どうしても許してしまう自分がいる。
きもちわるい。
――――――
血の赤色は許さないけど、千空の瞳の赤色は許してしまう。
そんなことにきもちわるい何かを抱えるすーちゃんであった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。