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第1話

#Prologue 桜の季節
477
2024/01/06 11:00
kwmrside
最近は都内でも桜を見かける。
春が来た。そんなイメージをもたらす。
オフィスに着くと、今日はなんでもできそうな気がした。
kwmr.
よし、今日は働こう。
そんなことをオフィスの前で呟いた。
fkr.
ねえ、河村。
kwmr.
あぇ!?
fkr.
いや、何その声、笑笑
kwmr.
いや福良が驚かしてきたじゃん。
fkr.
俺は声かけただけだよ。
暫くその討論は続いて…
急に話が変わったんだ。
fkr.
今年の桜、綺麗だね。
kwmr.
まあ、いつも綺麗だと思うけど。
kwmr.
それがどうした?
fkr.
河村はさ、
〝桜の花言葉って知ってる??〟
kwmr.
え?
刹那、それは一瞬の出来事。
僕は福良の一言を聞き取った瞬間、何とも言えない空気に吸い込まれた。
いや、襲われたのだろうか。

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