降谷side
彼女にバーボンのことを言うか言わないか……
言う必要が無いとわかっていてもいずれはバレてしまいそう。
警察病院の看護師さんだからな…
どうするか…
ハロのご飯の準備をし、元気に食べているところをいつも通りに見ていた時のこと。
リビングのドアが ガチャ と開いたとき。
そう言いかけた時。
お風呂上がりで頬が桃色でバスタオルを身体に巻いたあなたさんを目にした。
俺は手で目を隠した。
これ以上 男にならない為に。
冷静を装ってそういうのが限界だった。
そう言ってあなたさんはお風呂場に戻って行った。
1人で悶えている俺。
平気そうにしているあなたさん。
呑気に寝ているハロ。
この状況は俺がおかしいのか…??
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。