今日も学校に行く。当たり前の毎日
モンスターが現れて戦うこともなく、
余命1年の人と恋愛をするということもない。
当たり前すぎる毎日
まわりの生徒はなにやら話している。
「ねね!知ってる?転校生来るらしいよ」
「知ってる!めちゃかわいいって噂の子でしょ?」
高一での転校?珍しい
興味を持ったのはつかの間私の心は冷たくなっていた。
…転校生、私には関係ない存在
そう、思っていた
「立川 美奈です」
「ほんとにかわいい」
「やべー好みだわ」
ざわめく教室の中私の目は目の前の少女に釘付けになっていた。
なにより美少女だ。
さらさらの長い黒髪。パッチリあいた大きな目
細い鼻。厚くも薄くもない唇
「…私にそっくり」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!