第4話

少しの希望
1,415
2024/08/16 07:05 更新
山中綾華
山中綾華
大森元貴…元貴くん
山中綾華
山中綾華
A型の変わり者 お父さんと2人暮らし…
山中綾華
山中綾華
なるほどねぇ……
      


       私のスマホが鳴った
山中綾華
山中綾華
📱もしもし?
藤澤涼架
藤澤涼架
📱あ、綾華?
藤澤涼架
藤澤涼架
📱今日大森と初デートだよね、大丈夫そう?
山中綾華
山中綾華
📱ごめん、涼ちゃん
山中綾華
山中綾華
📱なんだか面倒なことに巻き込んでるみたいで…
藤澤涼架
藤澤涼架
📱記憶のことなら気にしないで
藤澤涼架
藤澤涼架
📱やれることしかやってないし、やりたいことしかやらないから
山中綾華
山中綾華
📱ありがと… で!
山中綾華
山中綾華
📱いきなりなんだけど、相談があって
山中綾華
山中綾華
📱デートに着ていく服に悩んでるんだけど…
藤澤涼架
藤澤涼架
📱………知らん
山中綾華
山中綾華
📱え!?
藤澤涼架
藤澤涼架
📱惚気いらん
山中綾華
山中綾華
📱惚気じゃないよ〜!



  涼ちゃんに相談したけど、全然相手にしてくれず
藤澤涼架
藤澤涼架
「結局悩みに悩んで」
藤澤涼架
藤澤涼架
「青のワンピースにした」
藤澤涼架
藤澤涼架
「今日の私にとって」
藤澤涼架
藤澤涼架
「元貴くんと会うのは初めて」
藤澤涼架
藤澤涼架
「知らない男の子との人生初めてのデートは」
藤澤涼架
藤澤涼架
「やっぱりちょっと緊張した」
藤澤涼架
藤澤涼架
「待ち合わせ場所は、海浜公園の噴水前」




   声をかける時は間違えないように、慎重に
山中綾華
山中綾華
元貴くん?
山中綾華
山中綾華
そんなちゃんとしたピクニックバスケット、初めてみた
大森元貴
大森元貴
これ、姉さんが昔、バザーか何かで買ってきてさ
山中綾華
山中綾華
……お姉さん?
山中綾華
山中綾華
あれ…ごめん、お姉さんの話って聞いたことあったっけ?
大森元貴
大森元貴
ううん、初めてだと思う
山中綾華
山中綾華
そうだよね!確か、お父さんと2人暮らしって言ってたもんね
大森元貴
大森元貴
ちょっと前まで姉さんも一緒に住んでて
大森元貴
大森元貴
うちは母親を早くに亡くしてるから
大森元貴
大森元貴
姉さんが母親代わりみたいなところがあって
山中綾華
山中綾華
そうだったんだ







  元貴くんが作るお弁当はとてもすごかった
大森元貴
大森元貴
はい
山中綾華
山中綾華
うわぁ!すごい!
山中綾華
山中綾華
おいしそう
大森元貴
大森元貴
手料理食べたいって言ってたから
山中綾華
山中綾華
いただきます!
大森元貴
大森元貴
どうぞ!
山中綾華
山中綾華
おいしい!
大森元貴
大森元貴
よかった
山中綾華
山中綾華
元貴くんが家のことちゃんとできるのって
山中綾華
山中綾華
お姉さんの影響?
大森元貴
大森元貴
それもあるけど…
大森元貴
大森元貴
うちには、母さんが残したノートがあって
大森元貴
大森元貴
家族それぞれの好きな料理のレシピとか
大森元貴
大森元貴
家事の手順とか、通帳の置き場所とか、まとめてくれてて
山中綾華
山中綾華
なにそれ、すごいね
大森元貴
大森元貴
元々心臓が弱い人だったから
大森元貴
大森元貴
そういう覚悟をしてたのかも
山中綾華
山中綾華
そうなんだ…
山中綾華
山中綾華
きちんとしたお母さんだったんだね
大森元貴
大森元貴
誰よりも周りのことを想ってて
大森元貴
大森元貴
いつも家族の真ん中にいて
大森元貴
大森元貴
太陽みたいな人だった
山中綾華
山中綾華
大切な話を聞かせてくれてありがとう
大森元貴
大森元貴
初めてかも
大森元貴
大森元貴
こんなこと話したの
大森元貴
大森元貴
山中は?
山中綾華
山中綾華
ん?
大森元貴
大森元貴
兄弟いるの?
山中綾華
山中綾華
一人っ子だよ
山中綾華
山中綾華
大事な大事な1人娘だから
山中綾華
山中綾華
彼氏ができたなんて聞いたらお父さん発狂すると思うw
大森元貴
大森元貴
わざわざ刺激しないようにね
山中綾華
山中綾華
彼氏ですって挨拶しに来てよ
山中綾華
山中綾華
そういうのやってみたかったんだ
大森元貴
大森元貴
それはちょっと…
大森元貴
大森元貴
偽りの関係だし
山中綾華
山中綾華
……
山中綾華
山中綾華
不思議だなぁ
大森元貴
大森元貴
なにが?
山中綾華
山中綾華
私もこんなにずっと自分の話をすることってないから
山中綾華
山中綾華
元貴くんといると、心が苦しくない
大森元貴
大森元貴
………






     


     いつの間にか私は眠っていた
大森元貴
大森元貴
あ、目覚めた?
山中綾華
山中綾華
……?














山中綾華
山中綾華
誰、ですか?

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