第12話

epilogue
1,206
2024/08/25 06:37 更新




  私は大切な人元貴くんのお墓参りにお姉さんと来ていた


















大森早苗
大森早苗
でも本当によかった
大森早苗
大森早苗
記憶障害が良くなって
山中綾華
山中綾華
おかげさまで…
山中綾華
山中綾華
けど…
山中綾華
山中綾華
私…
山中綾華
山中綾華
元貴くんのこと、覚えてないんです
山中綾華
山中綾華
日記を読んでいる間は幸せな気持ちでいっぱいになるのに
山中綾華
山中綾華
その記憶はないんです






大森早苗
大森早苗
やがてみんな忘れていくの
大森早苗
大森早苗
私の中でもいつか
大森早苗
大森早苗
元貴が過去の1部になってしまう
大森早苗
大森早苗
でも、そうやって人はみんな生きていくんだと思うの
大森早苗
大森早苗
だから…








大森早苗
大森早苗
貴方の未来を疎かにしないでね
山中綾華
山中綾華
はい







山中綾華
山中綾華
でも
山中綾華
山中綾華
それでも…
山中綾華
山中綾華
もし、みんなが彼のことを忘れていってしまうのなら
山中綾華
山中綾華
私は徐々に取り戻したいんです
山中綾華
山中綾華
彼との大切な何かが
山中綾華
山中綾華
私の中にあるはずだから




































藤澤涼架
藤澤涼架
これにしよっと♩
藤澤涼架
藤澤涼架
うん!美味しい!
藤澤涼架
藤澤涼架
料理なんて出来たんだ
山中綾華
山中綾華
失礼だな〜
山中綾華
山中綾華
私だってこれくらいはできます












山中綾華
山中綾華
__涼ちゃん
山中綾華
山中綾華
ちょっと報告したいことがあるの
藤澤涼架
藤澤涼架
なになに?
山中綾華
山中綾華
私ね
山中綾華
山中綾華
美大目指すことにしたんだ
藤澤涼架
藤澤涼架
……
藤澤涼架
藤澤涼架
そう言うんじゃないかな〜って思ってたよ
山中綾華
山中綾華
なぁ〜んだ、驚いてくれるかと思ったのに
藤澤涼架
藤澤涼架
「手続き記憶」だっけ?
山中綾華
山中綾華
うん
山中綾華
山中綾華
元貴くんはね、きっと
山中綾華
山中綾華
記憶が残らない私でもちゃんと蓄積していくものがあるって
山中綾華
山中綾華
教えたかったんだと思うの
山中綾華
山中綾華
だから、その思いは無駄にはしたくないなって
藤澤涼架
藤澤涼架
……大森らしいな
山中綾華
山中綾華
そうなの?
藤澤涼架
藤澤涼架
うん
山中綾華
山中綾華
そっか








藤澤涼架
藤澤涼架
意外とおいしかったよ
山中綾華
山中綾華
意外と?
























































大森元貴
大森元貴
あ、目覚めた?




















     失われていくばかりのこの世界で
























    色褪せることなく、残るものがある












山中綾華
山中綾華
……コクッ



































    元貴くんは、確かに私の中に存在する






























    たとえ、世界からこの恋が消えても








































        心は君を描くから

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