※嫌われ
※虚言癖
※タヒネタ
《自分を確立するために嘘をつくINFP》
昔、むかしあるところにまだ小さいが、強い国がありました
その国には、すごく美しい女の子がいました
ですが、その女の子は虚言癖でした
そうして、その女の子はいつしか
”虚言姫”
と言われるようになりました
嘘でしょ?
この言葉しか出てこない
まさか、私の余命があと3日なんて……
どうすればいい?
でも、誰が信じる?
いや、私は命に関わることは嘘ついてない…
大丈夫……大丈夫……?
とにかく……行かなきゃ
…あ、INFJ……のとこに……
足早にINFJの部屋に向かった
コンコンと軽くドアを叩く
優しい声が聞こえた
安心する
いつもの調子で、答えると小さなため息が聞こえた
呆れるような声が聞こえる
頭が混乱する
そんなこと……
わ、笑わなきゃ……
もっと……明るく…
いつもの調子で……
笑え……
笑え…!
笑え!!!!
INFJの部屋を出ると、吐き気が襲ってきた
どうしよう……
どうしよう…
どうしよう、
どうしよう!!!!
私が悪いのに……
廊下に響く、啜り声
幸い、外で練習をしている人達のおかげであまり聞かれていない
ふと、思い出す
優しい彼女なら信じてくれるだろう
淡い期待を持ってISFJの部屋の前まで行く
結果から言うと、無理だった
信じてくれなかった
でもいいんだ…ISFJは有力なヒントをくれた
全速力で走っている私を不思議そうに見つめる人達
そんなのに構っている暇は無い
目的は、達成された
これから、向かうのはリーダーの部屋だ
リーダーなら、信じてくれるだろう……大丈夫…きっと……
焦りも混ざって、想定より強くドアを叩いてしまった
ガチャっと開けるとにこやかに笑って迎えるリーダー
リーダーは私が書類に関しては、できる方だと言ってくれる
私の虚言も楽しんで聞いてくれる
だから、私はここにいられる
少し笑いながら言う
診断書を手に取り、じっくりと読んでいる
突如、さっきまでの静けさを破るように高笑いするENТJ
目を輝かせて言う目の前の恩人
その表情を壊したくなくて
また、言う
インカム『全員…集合をお願いします……会議室に』
【会議室】
これで……
最後の……
嘘だ
これからは……
みんなが、次々と帰っていく
私の噂をしながら
そして、ついに私だけになった
3日後、彼女は行方をくらませた
いつになっても帰ってこない仲間を心配して、みんな、探した。
でも、見つかったのは、哀れなタヒ体だった
後に、彼女の遺書のようなものが見つかった
”狂っているのは、私だけじゃない”












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!