第5話

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2026/01/14 08:00 更新
午後3時半、少し遅れてしまったが弁当を取りに来た。
チャイムを鳴らすと、さっきと同じ人。
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
…貴方は…すみません、ヤエを呼んできますね。
あなた
お、お願いします…!
 
八重桜純
八重桜純
お弁当ありがと〜。
重さを感じないから全部食べきったのだろう。
使用人の作ったものだから嬉しさは感じない。
あなた
良かったです…!あの、明日も…
八重桜純
八重桜純
あ、ごめんね、僕達、依頼で明日から
少しの間は外で食事するからさ。
あなた
そうですか…ネストのお仕事も大変ですね。
八重桜純
八重桜純
まぁ主人がアレ光士郎だからねぇ。
でもまた楽しみにしてるね!
あなた
は、はいッ!それでは…!
『また』とはいつだろうか。
              1週間後

とりあえず、再びクラウンクレインの事務所へ…


朝、お父さんに呼び止められ、言われた言葉を思い出す。
『良いかあなたの下の名前、女は男の3歩後ろを歩け。』
いや本当に時代遅れにも程があるだろ!!
距離取ってたら仲が良いのか悪いのか分かんなくなるよ!
炎上してしまえ!!(?)
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
…ヤエの…!初めまして、自分、花散光士郎の
使用人の紫陽花権兵衛と申します。
あなた
……あっ!貴方がッ!!あ、えっと、
あなたの名字あなたの下の名前と申します!!
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
ヤエは今、光士郎の相手をしてるので…
もう少し待っててください。
あなた
あ、あの!
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
…どうしました?
あなた
紫陽花様は花散様の使用人…
でも、その、距離が近いじゃないですか…?
あなた
私も、使用人にはそういう態度?
が良いなぁとは思ってるんです…
あなた
ど、どうやったらなれますかね…
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
…自分と光士郎は幼馴染ってこともありますが…
何より光士郎の性格が一番大きいですね。
あなた
正直、名前に様って付けられるの私、嫌で…、
使用人にも何度か言ってるんですけど…
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
あぁ…それは賛否両論ですよね。
自分もノリコ様に何度怒られたか…
あなた
やっぱり分かれますよねぇ…。
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
自分はただの使用人なので、
何とでも呼んでください。
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
ヤエ、遅いな…ちょっと呼んできますね。
あなた
ありがとうございます!
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
ヤエ!あなたの名字さんが待ってるぞ!!
花散光士郎
花散光士郎
む、そんなに待たせてしまったか、
行っていいぞ、純。
八重桜純
八重桜純
人使い荒いなぁ!もう!
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
あなたの名字さんと何処か行くか?
八重桜純
八重桜純
そんな予定はないけど?
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
そうか…あなたの名字さん、何故かどんなに歩幅を合わせても
自分の後ろを歩こうとするんだ…
紫陽花権兵衛
紫陽花権兵衛
自分が他人だからってこともあるかもしれないが…
ヤエもされたら優しくエスコートするんだぞ。
八重桜純
八重桜純
……うん、分かってるよぉ、そんな事!

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