わかりました
その願い、叶えて差し上げましょう
いるまSide
本当に叶えてくれるのか、
不安になりながら周りを見渡す
俺らの間に
９つの円を
白い光が描く
いないメンバーの数か…
半分以上いないことに気づく
道理で少ないわけだ
徐々に光が強くなり
目を瞑る
ピカァァァ
少し時間がたっただろうか
光が落ち着いてきたのが分かる
そっと目を開ける
目の前にらんが、こさめが、みんながいる
みことも、なつも驚いている
いつものらんだ
変わりないらんだ
こさめもいつもと変わりない
こんな他愛もない会話に安心を覚える
らんもこさめも俺らに心配かけたと思って
わざと明るく振る舞ってるんだろ？
らんが急に真剣な顔をした
そんならんに気づいてみんなが静かになる
こんなに面と向かって感謝を伝えることはなかなか無い
ちょっと恥ずかしいが、想いを伝えれてよかった
一度会話が落ち着き、
周りを見ると
目を赤くしているボイシングメンバーがいた
仕方ないよな
メンバーに会えて嬉しくないやつはいないか
そうだな、みんながいないとつまらねぇ
うるさいけど、それがいいんだよな
そんなこと思ってたら
また、光りだした
ピカァァァァァァ
人狼ゲームをしていた部屋に戻ってる
カードが散らかってる
時間は戻っている
人狼ゲームに参加しているときには
何日か過ぎていたのに
ゲームに参加する直前に戻っている
いや…確かに長く考えすぎるのも良くないが…
ポジティブ過ぎないか？
いいのか…
ないこさんが考えることを放棄した…
今から大変なことになる気がするな…
おいおい…
まだこいつらゲームするのか？
元気過ぎだろ…
ちょっと待て
何だか嫌な予感が…
こさめが嫌な顔で笑ってる…
絶対何かするわ…
ほらな
…というか、あんなことがあって
まだ人狼ゲームしようとしてるのか？
怖いもの知らずだなぁ
まぁいいか
そこがこさめのいいところだしな
人狼ゲーム、何だったんだ。あれ…
俺の仲間を少しでも傷付けたこと、
一生忘れねえからな
でも、仲間を傷付けたとは言え、
メンバーの新しい一面見つけれたし、
メンバーの大切さに気づけた
本当、大切な物は失ってから気づくってこと
よく分かった
だから、もう離さない
ずっと俺の傍に居れよ、これからもよろしくな
