思わずその場を去ろうとするテヒョンに、私はグク
と2人でちゃんと話したほうがいいと諭す。
テヒョンは、8年ぶりにグクと向き合う中で何も変わ
っていないと感じ、高校仲間のフットサルに参加し
てみないかと誘う。
そんなテヒョンに対して、私とテヒョンの復縁を懸
念する同級生たち。
だが、真子は、私が今はテヒョンのことを本当に大
切に思っていることを理解する。
フットサル場に紬の同級生たちが集まった。
戸惑いながらやって来たグクを私が出迎え、かつて
部活の顧問だった良彦もグクとの再会を喜ぶ。
テヒョンが休憩で、ベンチにいる私の元へ来た。
私はグクから聞いた聴力を失ってからの生活をテヒ
ョンに話す。
そんな私に、テヒョンは
「別れてほしい」
と切り出した。
そんな2人をグクが心配そうに見ている。
実はテヒョンは、ロッカールームで私とよりを戻す
よう想に話していたのだ。
テヒョンは自分ではなく、
「グクと一緒にいる時の私が、一番可愛い」
と打ち明けていた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!