第61話

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2025/07/19 12:43 更新
アビスside
その日の夜私は、オルカ寮の廊下にてオルカ寮の金のコインの所有者、ローデス•エイムスと対峙していた
ローデス・エイムス
貴様、本当に金のコインを奪える気でいるのか?このオルカ寮、マグマの魔法使い‥ローデス•エイムスからな!
そう言って魔法を放とうとする彼にイヴルアイを発動させ魔法を封じあっけなく倒したあと彼のポケットからコインを奪う
アビス・レイザー
オルカの割に珍しく好戦的と聞いていましたが‥ただただ好戦的なだけだったみたいですね‥
私は剣を一振りし、血を落としたあとその場を離れ、レアン寮へと戻った

その後アベル様に金のコインを渡し報告をして寮の部屋へに戻る

ワース•マドル
おつかれー。おもっていた以上にはやかったな。
アビス・レイザー
ワースさん、起きてたんですね
ワース•マドル
まぁな。それでどうだった?
アビス・レイザー
まぁ、いつも通りでしたよ。今回の相手、好戦的と聞いていたのですが、ただただ好戦的なだけだったようです
ワース•マドル
そうか。まぁーおめーのその目に対抗できる人間なんてそうそういねーだろ
アビス・レイザー
‥それもそうですね。
私はそう言って仮面を外し机におく
ワース•マドル
ん‥?おい、その仮面ちょっとひびはいってるじゃねーか
アビス・レイザー
えぇ、オロルさんたちを回収する際に色々ありまして、その際に‥。これはあなたさんにもらった大切なものですし、可能であれば直したいのですが‥
ワース•マドル
修復魔法にも限度があるからなぁ。まぁそのくらいなら直せるかもしれねーし試してみろよ
アビス・レイザー
そうですね。
私は仮面を手に取りひびがはいった部分に修復魔法をかけてみる
ワース•マドル
お、直ったな。良かったじゃねーか。
アビス・レイザー
‥えぇ、良かったです。
そう言って笑うワースさんにつられて私も笑った
ーー数日後
ランス•クラウン
才能ある魔力と強い自尊心。そんな生徒たちで構成されているレアン寮の中枢七魔牙。その上位層は確実にこの学校のトップだ。実力のあるものに対して受け身になるのは避けたい。‥が、この学校は各々の寮の場所を知らされていない。寮同士の対抗意識を煽る為にな。‥そこでだ、コインを奪う為に奴らの居場所を突き止める
ランス君が真剣に話している最中、マッシュ君はずっとフリフリのエプロンをつけてシュークリームを使っていた
マッシュ•バーンデッド
‥‥‥うす。
うん、本当に聞いてた????

あ、ちなみに僕はちゃんと聞いてたよ?

マッシュ君がシュークリームを作っているところを見ながらね←
ランス•クラウン
‥本当に聞いていたんだろうな
マッシュ•バーンデッド
‥‥‥。。。
あ、この反応、ほとんど聞いてなかったやつだ。。
ランス•クラウン
はぁ‥それと、入学から1ヶ月が過ぎた、寮支給のローブだ。着替えておけ
そう言ってランス君は僕とマッシュ君にアドラ寮のマークが背中についた黒いローブを渡してくれた
マッシュ•バーンデッド
うす。
あなた
ありがとう!めっちゃかっこいい!
僕は手渡されたローブを早速着てみる。

アドラ寮のローブを着られたことに内心にやけながらも隣にいるマッシュ君に目を向ける
マッシュ•バーンデッド
‥‥‥
マッシュ君は手渡されたローブをしばらく見つめた後、とんでもない着方で着ようとしていた。
マッシュ•バーンデッド
んーっん゛ーーっ!
ランス•クラウン
‥ふざけてるだろ
あなた
ま‥まってまって!マッシュ君ストップ!ストップ!僕が着せるからじっとしてて
僕はその光景に吹き出しそうになるのをグッと堪えそう言い、ピタッと動きを止めたマッシュ君にローブをきちんと着せた
マッシュ•バーンデッド
おー。ロゴが。
ランス•クラウン
ロゴじゃない、アドラのマークだ。ちなみにロゴというのは文字をデザイン化させたものだ。
さすがランス君。なんでも知ってるなぁ。。
マッシュ•バーンデッド
うす
ランス•クラウン
これでお前にもアドラ寮生としての自覚が芽生えるといいが。
寮が分かれていることすら知らなかったもんね、マッシュ君
ランス•クラウン
まず手始めに‥
レモン•アーヴィン
マッシュ君!
マッシュ•バーンデッド
ん‥?
ランス君がそう言った瞬間、焦った様子のレモンちゃんがキッチンにやってくる
レモン•アーヴィン
大変です!トム先輩が!
マッシュ•バーンデッド
ちょっと待って、シュークリームが‥
レモン•アーヴィン
トム先輩が!!
マッシュ•バーンデッド
いや,だからシュークリ‥
レモン•アーヴィン
トム先輩が!!!
あなた
マッシュ君、シュークリームも大事かもだけど今はレモンちゃんの話を聞こう?それで,レモンちゃん、先輩がどーしたの?
レモン•アーヴィン
とにかく大変なんです!来てください!保健室です!
レモンちゃんにそう言われるがまま僕たちは保健室に向かった
トム・ノエルズ
おぉ‥お前たち‥調子は‥竹って感じか‥?それとも、バンブーって感じか‥?
そう言うバンブー先輩は凄くやつれていて元気のかけらもなかった

正直ツッコミたいが今はやめておいたほうがいいだろう
マッシュ•バーンデッド
‥先輩のアイデンティティが
レモン•アーヴィン
どうしちゃったんですか‥?そんなにやつれて‥
トム・ノエルズ
あぁ‥実は俺もよくわかってなくてな‥。起きたらここに居た。。
あなた
‥‥
トム・ノエルズ
普段は全力で生きているから寝た瞬間もう朝なんだ
トム・ノエルズ
夢なんか見ない,だが倒れる前の日だけは暗い暗い箱の中に閉じ込められている、そんな夢を見たんだ。‥声も出せない、だが意識はしっかりとあるそんな状態が何時間も続く。‥そんな恐ろしい夢だ
それは確かに恐ろしいかもな‥
マッシュ•バーンデッド
トム先輩がここまで‥食べなきゃ,シュークリーム
そう言ってシュークリームを食べ始めるマッシュ君
あなた
え、いや、なんで?
そんなマッシュ君に思わずつっこんでしまった
レモン•アーヴィン
マッシュ君、あなたちゃん、静かに
あなた
あ、ごめん。。
マッシュ•バーンデッド
もっもっもっ‥
レモン•アーヴィン
トム先輩、体調は大丈夫なんですか?
マッシュ•バーンデッド
あぁ‥少し気だるい感じだ。それと、魔法が一時的に使えなくなってる。自分の中の魔力もほとんど感じない。‥まるで吸い取られたかのような。。
ランス•クラウン
‥なるほどな。‥それにしても‥なんだ、この数は
ランス君のその言葉に僕も保健室を見渡す

とても広くベットもたくさんある保健室だが、今は全てのベットが埋まっている状態だ
トム・ノエルズ
あぁ、彼らも俺と同じように一時的に魔法が使えなくなってるようだ。校長が魔法局に呼び出されてる、このタイミングでだ。
魔力を吸い取り、一時的に魔法を使えなくする、そんなことができる人物を僕は知っている

いや‥知っていたんだ、最初から。。こうなることは分かっていたんだ僕は‥。
レモン•アーヴィン
あの‥マッシュ君、あなたちゃん‥これ。。
マッシュ•バーンデッド
ん‥?
レモンちゃんにシュークリームのぬいぐるみを渡された僕とマッシュ君はそのぬいぐるみを見つめる

もふもふだし可愛い、レモンちゃん器用だなぁ。
あなた
これは‥?
レモン•アーヴィン
私が作ったお守り,シュー子ちゃんです。なんだか最近‥嫌な感じがして。。
マッシュ•バーンデッド
このリボンは?
レモン•アーヴィン
キャーー!!!
マッシュ君がリボンのことを聞いた瞬間レモンちゃんは叫びながらマッシュ君の顔面をグーパンした
マッシュ•バーンデッド
???
あなた
うわ、いたそ‥っていうか鼻血出てる出てる!
そう言って僕はマッシュ君にティッシュを渡した
マッシュ•バーンデッド
‥ありがとうあなたちゃん
そう言って鼻血を拭くマッシュ君
そんなに大量に出ていないみたいで良かった
レモン•アーヴィン
とにかく‥二人ともあまり無茶しないでくださいね。
マッシュ•バーンデッド
‥うん。
あなた
う、うん。。ありがとうレモンちゃん。
レモン•アーヴィン
それでぇ‥肌身離さずそれを持って私のことを考えててくださいね!
マッシュ•バーンデッド
う、うん。。
レモン•アーヴィン
絶対ですよ!!寝る時もそれを抱いて、夢の中で私を!!!
ランス•クラウン
あなたはこっちに来い、そこにいたら巻き添えくらうぞ。
そう言って僕を引き寄せるランス君
レモン•アーヴィン
きゃーーー!!!けだものー!!
その瞬間、レモンちゃんはまたもや叫び,もう1発マッシュ君を殴った

今度は大量の鼻血をだすマッシュ君
あなた
うわぁ。。。
思わずそんな声が漏れる
すごい音したし、あのバンブー先輩ですらドン引きしている

レモンちゃんこれは流石にやりすぎだと思うなぁ‥僕‥。

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