はぁ…。
俺は重い足取りで席に着く。
目の前で2人仲良く会話する姿を見て俺はやっぱりといつものポジティブ思考が消えていた。
俺はルンルンしながら部長に言いに行った。
その間にあいつの本性が暴かれてるとは知らずに……
亮side
なんだよ。なんで俺じゃねぇんだよ。
毎回毎回邪魔しやがって……
俺は周りを見渡し二人きりな事を確認すると
俺はそのままあなたに抱きつく。
あなたは驚いていたけど、直ぐに抱き締め返してくれた。
何?キャラ変わりすぎ?当たり前だろ?
あなた以外に優しく可愛くする訳ねぇだろ?特にこいつはね?
俺はあの遅刻魔が部屋を出ていくのを見ると……
……なんかやっぱりあなたは遅刻魔が気になってるのか?
どうすればいいのか…
俺はあなたを抱き締めた。
俺はそのままあなたの顔に触れる
すると、あなたは笑みを浮かべながら、僕の頭を撫でる。そのまま仕事に戻って行った。
田中side
はぁ……せっかく俺と二人きりで仕事かと思ったのに…。
俺は重い足取りで部室に戻る。
すると、そこには…亮の頭を撫でるあなたの姿。
俺はそこで立ち止まってしまった。笑いあってニヤニヤしてる亮を見ると胸が痛くなった。
そのまま俺は部室を後にして、屋上へ向かった。
俺は温かいコーヒーを持ってベンチに座る。
目の前にはそろそろ沈みそうな夕日に照らされた赤い空が広がっていた。
俺は驚いてベンチから落ちてしまった。
夕日を眺めるあなたはどこか悲しそうな顔をしていた。
俺は何故か彼女を抱き締めてしまっていた。
すると、彼女はこう言った。
あなたの口から信じられない言葉が出てきて俺は……
あなたは俺の事を泣きそうな顔で見つめる。
あなたの体は震えていた。
寒さなのか、恐怖だったのか分からないけれど
え?
俺は驚いて目が真ん丸になったのが自分でも分かる。
え……これって告白?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。