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_ in 現実 _
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_ in 現実 _
左馬刻からの怖い脅迫を見届けて電源を落とす
しばらく行ってなかったしアキバ行きてぇなって思ったら改札を越えていたのは本当
お金は払ってる。万事解決
オタクの中でもさらに歴史深いオタクしか知らない裏道…
そんなものを25歳児の左馬刻ちゃまがわかるわけがないのである
もう一度言おう。
25歳児の((以下省略
そんなこんなで裏路地を抜けた。はい、この時点で左馬刻との約束は破棄です。
あの黒髪に赤の服、ごうだたけしのような声(は聞こえなかったが)、確実に山田家だろう。
あの人とは一年前に知り合ったオタ友。
私より年下なのに凄く礼儀のなっている子でじゃいあんの面影なんて微塵もなかった
文字だけ見たらめっちゃラグビー選手じゃん笑う
左馬刻からの「待て」も聞かずに一郎くんと遊び回った結果。
鬼電と追いLINEが、物すっごい量きてました。
なんだか一郎くんが「まじかこの人」みたいな顔をしているが、気にしない。
気にしたら負けだ。
……やっぱ聞いてみよっかな(
もうこの時点で、私の頭から左馬刻の事は抜け落ちていた_____
三郎くんと二郎くんがぱたぱたと洗面台にかけていくのを見届けてから一郎くんに声をかける
ピンポーン
と無機質な機械音一郎くんの声を遮って響く。
ピンピンピンピピピンポーン
連打しすぎじゃね????
その後、迎えにきた左馬刻にごめんなさいを強制的にさせられ
二郎くんと三郎くんに「もう帰るの?」コールをされ続けた結果、
左馬刻がブチギレしてハマなうって感じ。
口調は最悪ながらも彼なりの気遣いが垣間見えて嬉しくなる。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。