あの日、突然師匠が消えた。
勿論、私は即座に探しに行こうとした…
したんだ、けれど。
山積みの仕事は私にしか出来ないから、って…!
少なくとも此方の世界には反応は無かった。
ならば人間界だろうか。
抜け出してでも探して連れ戻さないと…
別に、お菓子に釣られたとかじゃないですけど。
…めちゃくちゃ疲れたから、糖分補給してくれた、ってことで…
和菓子という言葉で思い出す。
我々妖怪は確かに菓子は食べるけれど和菓子、という名称は主に人間が使うもの。
…つまり霊魔理は…
妖術を使ってまで全力逃走をする霊魔理にピキッと来たが
そんなことより仕事を早く片付けて師匠を探さなければならないので渋々見逃した。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!