小さい頃から人見知りで友達も少なくて
自分に自信が無かった。
小学生低学年の頃、昼休み クラスの子たちが
校庭でサッカーしたり鬼ごっこしてる中、
私は教室でただ一人本を読んでいた。
そんなある日、一人でいた私に、
クラスの男の子が声を掛けてくれた。
男の子は「なんの本よんでるの?」って。
当時の私はとても嬉しかったと思う。
私は笑顔でその質問に答えた。
それからというのも、
その出来事がきっかけで、
その男の子とよく遊ぶようになった。
あまり今まで〝友達〟という存在が
近くに居なかった私は、
その当時、その男の子と遊ぶ時間は
貴重で楽しいひとときだった。
その男の子の名前は ___
ふと目の前を見ると星導くんの顔があった。
流石に星導くんみたいな綺麗な整った顔が
いきなり目の前にあったら驚くでしょ、?
…… それに近いし、
あと一ヶ月で夏休み。
その前にテストがある、
テストの範囲表を見てぼんやり考えた。
三週間後にテストがある。
ちょうど星導くんとまた勉強したいなって
思っていたから嬉しかった。
また星導くんと勉強できる、と考えると
何だか胸がどきどきする、でもやっぱり楽しみ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!