第21話

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2024/03/05 10:05
 
  小さい頃から人見知りで友達も少なくて
  自分に自信が無かった。

  小学生低学年の頃、昼休み クラスの子たちが
  校庭でサッカーしたり鬼ごっこしてる中、
  私は教室でただ一人本を読んでいた。

  そんなある日、一人でいた私に、
  クラスの男の子が声を掛けてくれた。
  男の子は「なんの本よんでるの?」って。
  当時の私はとても嬉しかったと思う。
  私は笑顔でその質問に答えた。

  それからというのも、
  その出来事がきっかけで、
  その男の子とよく遊ぶようになった。

  あまり今まで〝友達〟という存在が
  近くに居なかった私は、
  その当時、その男の子と遊ぶ時間は
  貴重で楽しいひとときだった。

  その男の子の名前は ___
































  hsrb  
  あなた ?  
  hsrb  
  おーい、あなたー?  
 
  あなた  
  ぅわ !!
  ほ、星導くん !?  
 
  hsrb  
  あっ、よかった  
  hsrb  
  名前呼んでも
  応えてくれなかったから  
 
  ふと目の前を見ると星導くんの顔があった。
  流石に星導くんみたいな綺麗な整った顔が
  いきなり目の前にあったら驚くでしょ、?  
  …… それに近いし、
 
 
 
 
 
 
  hsrb  
  うわ、もうすぐでテストじゃん  
  hsrb  
  勉強しないとヤバい  
 
  あなた  
  そうだね、
  私も勉強しないとだなー  
 
  あと一ヶ月で夏休み。

  その前にテストがある、
  テストの範囲表を見てぼんやり考えた。

  
 
 
  hsrb  
  ねぇあなた、
  テスト …… あるじゃん ?  
  hsrb  
  だからその ……  
  hsrb  
  またあなたに
  勉強教えて貰いたいなー、って ……  
 
  あなた  
  いいよ、勿論、!  
 
  三週間後にテストがある。
  
  ちょうど星導くんとまた勉強したいなって
  思っていたから嬉しかった。
 
  また星導くんと勉強できる、と考えると
  何だか胸がどきどきする、でもやっぱり楽しみ。
 
 
 

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