⚠️Undertale、Pルートエンディングを含みます。
私達は、街にやって来た。
この街は、モンスター、ニンゲン共に多くの者で賑わっている。
そして、私達は『Grillby’s』(地上に移転済み)にやって来た。相変わらずここは賑わっている。
本来なら燃えてるモンスターには極力近寄りたくないが、グリルビーの奴は何故か暑さを感じない。
だからいつも自分からカウンター席を選ぶ。
アルフィーはコクっと頷いてくれた。笑顔がすごく光って見えた。
私達はそれぞれ好きなものを頼んで、今のお互いを語り合った。
アルフィーはすごく一生懸命喋ってくれている。こんなに好きなことに熱中しているアルフィーを見るのは久しぶりだ。
そして、私はふと思った。
アルフィーは、急に熱を失って下を向いてしまった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。