第67話

JN
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2019/04/23 15:48
ジンside
ジミン
ジミン
…ジョッ…ジョングガッ!









車を走らせてると、いきなりジミナが大きな声で叫んだ。

何かあったのかと僕は急いで車を止めて振り返った。



ジン
ジン
...どうしたの?
ジミン
ジミン
…あ、すみません…、ジョングガが目を閉じたからもしかして…と思ったけど……寝ただけでした。









…なんだ、、。何かあったのかと思った。

よかった、。






ジョングクの顔を見れば、泣きそうな顔で寝ていて、頬と首には痣がたくさんあって、痛々しい。


心が痛くなっちゃうよ…。


病院へ早く連れて行かなきゃ、 と、僕はまた車を発進させた。









しばらくして、僕の携帯の着信音が鳴った。




Prrrrrr.......









え…“ユンギ”…?



…最近全然連絡も取れないし、宿舎にも帰ってこなかった。






ジン
ジン
...もしもし?
ユンギ
ユンギ
あ、ヒョンですか?俺です
ジン
ジン
...久しぶり、元気だった?
ユンギ
ユンギ
…プッ…、、相変わらずヒョンはオンマ見たいですね。

……人がヒョン達を騙したというのに。
ジン
ジン
……騙した、?…どういうことユンギ。
ユンギ
ユンギ
気づいてもいないんですか?…鈍感すぎますね。呆れる。


前、僕たち車で森に行きましたよね?

あの時僕だけ車で1人で帰ったんです。気づいてましたよね?
ジン
ジン
…ぁ…僕たちが森から帰ろうとしたら…、車なかったんだよ…。



……嘘…あれ…ユンギの仕業…だったの…?
ユンギ
ユンギ
そうですよ。……ふッ…本当に、笑えてしまいますね。

あの場所にジョングクがいるって言ったのも嘘。

全部、嘘だったんですよ。








……嘘だ。

ユンギがそんなことするわけ…。






ジン
ジン
何言ってるの?ユンギ…。

そんなこと言ってないで、宿舎に戻ってきてよ……
ユンギ
ユンギ
…ははッ…!!…やっ…まじで笑えるッ…。

面白いことを言ってくれますね、?ヒョンは。



全部本当の話ですよ。テヒョンと手を組んでるんです。

…ん、組んでるってよりかは、僕が指示してただけなんですけどね。

とりあえず、僕はもう宿舎には帰りません。

…じゃあ、切りますね。さよなら。
ジン
ジン
えッ…ユッ…ユンギッ!



僕が名前を呼ぶ頃には、電話は切れていた。

……頭の整理が追いつかない。


…ジョングクの誘拐したのも…なにもかも…ユンギの仕業…。









(すみません、次に続きます)

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