ジンside
車を走らせてると、いきなりジミナが大きな声で叫んだ。
何かあったのかと僕は急いで車を止めて振り返った。
…なんだ、、。何かあったのかと思った。
よかった、。
ジョングクの顔を見れば、泣きそうな顔で寝ていて、頬と首には痣がたくさんあって、痛々しい。
心が痛くなっちゃうよ…。
病院へ早く連れて行かなきゃ、 と、僕はまた車を発進させた。
しばらくして、僕の携帯の着信音が鳴った。
Prrrrrr.......
え…“ユンギ”…?
…最近全然連絡も取れないし、宿舎にも帰ってこなかった。
……嘘だ。
ユンギがそんなことするわけ…。
僕が名前を呼ぶ頃には、電話は切れていた。
……頭の整理が追いつかない。
…ジョングクの誘拐したのも…なにもかも…ユンギの仕業…。
(すみません、次に続きます)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。