第13話

❄️13
417
2024/06/07 09:00
(なまえ)
あなた
ほらほら、走れ走れ!!
遅いぞ!!
ゴブタ
ゴブタ
ギャァー!!!
ヨウム
ヨウム
鬼ー!!!!
(なまえ)
あなた
そんな体制じゃすぐにバテるぞ!
体勢を直せ!
体力をつけろ!!
紅丸
紅丸
お前等…何回叩かれたんだよ。
(なまえ)
あなた
休んでないで走れー!
私は止まってるゴブタを叩きながらそう言った。
ゴブタ
ゴブタ
鬼!!
悪魔!!
魔王!!!
(なまえ)
あなた
残念ながら、私は人間だ。
ヨウム
ヨウム
いや、その体力は人間じねぇだろ!!
不死川玄弥
不死川玄弥
お前等、さっさとしないと飛んでくるぞ?
ヨウム
ヨウム
な、何が…。
不死川玄弥
不死川玄弥
羽。
じゃあな。
ゴブタ
ゴブタ
羽?
それは一体…。
(なまえ)
あなた
遅い遅い遅い!!
ミユキに後ろから追ってもらったほうが良いな!
紅丸
紅丸
え、まさか…!
紅丸は気付いたのかスピードを上げた。
理解できていない2人は大量の羽の餌食に…。
あ、死んでないぞ?
もみくちゃになっだけだ。
(なまえ)
あなた
さっさと走れ!
ゴブタ
ゴブタ
こ、この状態で走れないっすよ…!
(なまえ)
あなた
ならこの修行やめるか?
ゴブタ
ゴブタ
やめるっすよ!!
(なまえ)
あなた
無限打ち込みと走り込み、どっちが良い。
ゴブタ
ゴブタ
え、無限撃ち込みって…。
(なまえ)
あなた
反吐はいて失神するまでが一区切りの打込稽古だ!
勉強になるぞ?
ゴブタ
ゴブタ
走るっす!!
ゴブタはそう言って羽を払い除けて走った言った。
(なまえ)
あなた
ヨウムはどうする?
訓練を変えるか?
ヨウム
ヨウム
俺はここで逃げるほど、ダサい男じゃねぇよ!
ヨウムも羽を振り払い走っていった。
根性はあるようだな。
(なまえ)
あなた
良いやつを見つけたな、リムル。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
だろ?
(なまえ)
あなた
ん?
走りたくなったのか?
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
いや?
お前さっきヨウムに質問した時、訓練を変えると言ったら英雄の作戦辞退させるつもりだっただろ。
(なまえ)
あなた
バレてたか。
この程度の事で挫けていたら英雄など夢のまた夢だからな。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
ほんと、鬼教官だな。
(なまえ)
あなた
誰が鬼だ。
私は人間だ。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
いや、鬼教官って事だ。
(なまえ)
あなた
誰が鬼教官だ。
リムルも走るか?
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
嫌だ!
(なまえ)
あなた
遠慮しなくてもいいのに…。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
遠慮はしてない。
その後、走り込みを行った者たちは5時間以上かけてなんとか達成していた。
(なまえ)
あなた
お疲れ様。
果実水だ、トレイニーに林檎を貰ってな。
試しに作ってみたんだ。
飲んでみてくれ。
ついでに、簡単な甘味も作ったんだ。
一緒に食べるか?
ゴブタ
ゴブタ
貰うっす!
紅丸
紅丸
貰います…。
ヨウム
ヨウム
貰う…。
(なまえ)
あなた
わかったわかった、なら休憩だな。
ヨウム達は果実水を一気飲みして、片手にビスケット持っていた。
やれやれ…。
紅丸
紅丸
美味っ!?
この水美味しいですね!
(なまえ)
あなた
まぁ、林檎の栄養を使ってるからな。
砂糖さえあれば甘味の幅も広がるが…。
ゴブタ
ゴブタ
このビスケットも美味しいっすよ!
(なまえ)
あなた
それは良かった。
ヨウム
ヨウム
あなたの名前:カタカナさんは何時もこんな訓練をしてるのか…?
(なまえ)
あなた
剣術を習う前はやっていた。
ある程度体力をつけないと、どんな修行にも耐えれないからな。
紅丸
紅丸
成る程、だから最初に体力づくり…。
(なまえ)
あなた
でも、良かった。
ヨウムが根性のあるやつで。
ヨウム
ヨウム
え?
(なまえ)
あなた
ヨウムがあの時、別の訓練にするとか言ってたら英雄になるの辞退してもらおうと思ってたからな。
ヨウム
ヨウム
はぁ?!
(なまえ)
あなた
英雄があの程度の体力作りで挫けてたら英雄になるなんて夢のまた夢、だからふざけた奴なら諦めさせようと思ってたんだよ。
無駄な死を減らす為…。
ヨウム
ヨウム
最後のほう聞き取れなかったが…。
ってか、あの質問1つにそんな大きな意味があったのかよ?!
(なまえ)
あなた
まぁな。
それに合格したってことだ、英雄になる為にきっちり鍛えてやる。
加減はしないからな?
ヨウム
ヨウム
か、加減はしてください…。
(なまえ)
あなた
さてと、白老続きは任せていいか?
白老
白老
かまいませんぞ。
何処かに行かれるのですかな?
(なまえ)
あなた
トレイニーに話があってな。
トレントの集落に行かないといけないんだ。
不死川玄弥
不死川玄弥
俺も行こうか?
(なまえ)
あなた
来るなら来てもいいが…。
不死川玄弥
不死川玄弥
行く。
そんな感じで、私達はトレントの集落に来た。
(なまえ)
あなた
トレイニー、来たよ。
厄介な魔物とかは出てないか?
トレイニー
トレイニー
そうですね…。
ッ!?
何で…!
ドリス
ドリス
お姉様!!
トライア
トライア
お姉様、この気配…!
トレイニー
トレイニー
奴の復活…。
何で…。
ドライアド達は集まり何か凄く慌てている。
何があったんだ?
(なまえ)
あなた
何があった?
トレイニー
トレイニー
【天空の支配者】カリュブディスの復活です。
カリュブディス…?
なんだそれ?
不死川玄弥
不死川玄弥
カリュブディス…?
トレイニー
トレイニー
カリュブディスとは、知性は無く、ただ本能のままに殺戮を繰り返すカラミティモンスターのことです。
奴は死亡しても一定期間を経れば復活すると言う性質を持ち合わせているため、脅威度はさらに上位である”ディザスター”に匹敵する物と思われす。
それを考慮してか、今までは勇者により封印をされていました。
ですが、何故か封印が解けてしまい…。
カリュブディスが復活しました。
(なまえ)
あなた
不味いな…。
とりあえず、トレントの集落と神樹を守らないといけないから、ドライアド1人は此処に残るとして…。
不死川玄弥
不死川玄弥
リムルさん達にも知らせないといけないな。
トレイニー
トレイニー
でしたら、ドリスがこの神樹区に残り、トライアがリムル様に知らせましょう。
トライア、急いで。
トライア
トライア
はい。
(なまえ)
あなた
なら、私と玄弥とトレイニーは…。
不死川玄弥
不死川玄弥
カリュブディスの足止めだな。
ドリス
ドリス
え?!
カリュブディスはメガロドンと言う魔物を召喚するです!
それに、飛ぶすべがなければ…!
(なまえ)
あなた
そんなの気合でなんとかなる。
ドリス
ドリス
え、えぇ…?
不死川玄弥
不死川玄弥
俺は遠距離型だからな。
トレイニー
トレイニー
とりあえず、向かいましょう。
飛ぶ…なら、重力が無効になればいいんだけどな…。
世界の言葉
《個体名:あなたの名前:カタカナ・テンペストあなたの名字:カタカナは重力無効を獲得しました。》
ステータス
名前 あなたの名前:カタカナ・テンペスト・あなたの名字:カタカナ(テンペストはほぼ名乗らない)
種族 人間
魔法 神聖魔法・回復魔法・元素魔法
技術アーツ 恋の呼吸・氷の呼吸
究極能力アルティメットスキル鬼殺之王アッキメッサツ】【全集中常中・痣者・赫刀化・透き通る世界・観察眼・剛力・思考加速・自己再生】
ユニークスキル【氷結者コオルモノ】【氷雪操作・吹雪・氷壁創造】
ユニークスキル【敬愛者アイスルモノ】【能力共有・思考共有・即時治癒・魔力探知】
耐性 熱変動無効・状態異常無効・物理攻撃無効・痛覚無効・精神攻撃無効・重力無効
ん?
重力無効?
もしかして…。
(なまえ)
あなた
うわっ?!
風無しで飛べた。
不死川玄弥
不死川玄弥
どういう事?!
(なまえ)
あなた
気合で【重力無効】を手に入れた。
不死川玄弥
不死川玄弥
どういう事?!
トレイニー
トレイニー
こちらです!
私は玄弥を抱えてトレイニーについて行くと、でかい鮫がいた。
不死川玄弥
不死川玄弥
何だアレ?!
大きな…鮫?
(なまえ)
あなた
話の流れ的にカリュブディスだろ。
玄弥は後ろからの援護を頼む。
不死川玄弥
不死川玄弥
わかってるよ。
メガロドン
メガロドン
ぐわァァァ!!
なんか、鮫の複製体みたいなのが襲いかかってきたんだけど?!
トレイニー
トレイニー
メガロドン!
何で…早すぎる…!
ハシバミ
ハシバミ
主、ジュラの大森林で下位龍族レッサードラゴンの死体が見つかりました。
その数、15。
トレイニー
トレイニー
それを依り代に…!
(なまえ)
あなた
説明しろ!
トレイニー
トレイニー
あのメガロドンは依代が無いと呼び出されないんです。
ですが、何故かあったその死体を使いカリュブディスが呼び出した…!
(なまえ)
あなた
トレイニー、メガロドン何体仕留めれる?
トレイニー
トレイニー
分かりませんが…2体は…。
(なまえ)
あなた
なら残りは私がやる。
玄弥、トレイニーの援護をしろ!
不死川玄弥
不死川玄弥
え、1人で大丈夫なのか?!
(なまえ)
あなた
平気だ。
私はメガロドンの方に向かった。
メガロドン
メガロドン
ぐわァァァ!!!
(なまえ)
あなた
恋の呼吸 壱の型【初恋のわななき】
メガロドン
メガロドン
ガッ…!
(なまえ)
あなた
1匹目。
不死川玄弥
不死川玄弥
確かに、あなたの刀は範囲攻撃が主だったな。
玄弥は散弾銃を使いながらそう言っている。
カリュブディス
カリュブディス
グギョギョーーーン!!!
カリュブディスが大きな音を出した。
(なまえ)
あなた
煩っ!?
って…!
鱗?!
トレイニー
トレイニー
暴風の乱鱗雨テンペストスケイル】です!!
避けてください!!
(なまえ)
あなた
避ける必要はない!!
『吹き荒れる吹雪
私の前に立ちはだかるものを凍らせろ!!』
私が吹雪で鱗を凍りつかせると、玄弥から説教の思念が飛んできた。
不死川玄弥
不死川玄弥
《おいコラ無茶すんな!!》
(なまえ)
あなた
《そこまで無茶じゃないよ…。》
その後も、私はメガロドンを狩り続けた。
メガロドン
メガロドン
ぐわァァァ!!
(なまえ)
あなた
ふぅ…セーフ…。
隊服の胸元ちぎられて谷間まるみえだけど…戦いしてる途中だし、後でいっか。
メガロドン
メガロドン
ぐわぁぁ!!
(なまえ)
あなた
斬らなかったからと調子に乗って…!
メガロドン
メガロドン
ぐわぁぁ!!
挟み撃ち?!
チッ…!
避けるしか…。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
あなたの名前:カタカナ!!
私の名を呼ばれて気付はメガロドンは同士討ちをしている。
はァ…?
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
無茶するな!!
何1人でや戦ってるんだ!!
(なまえ)
あなた
1人じゃない、玄弥とトレイニーもいる。
それより…そろそろその掴んだ手、離してくれないか?
私は私の胸をがっしりと掴んだリムルの手を離すよう要求した。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
え?
あ!!
え、えーっと…ごめん!!
(なまえ)
あなた
戦闘中に謝罪はいらん。
あとにしてくれ。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
とりあえず、俺のコート着ておけ。
(なまえ)
あなた
何で。
リムル=テンペスト
リムル=テンペスト
見られるのが嫌だから。

変なリムル。
次回【カリュブディスの依代と魔王カリオン】

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