第20話

16🐾
512
2023/12/06 12:54
時刻が00:00をまわり、僕はいつものように猫になると、ヒスニヒョンの部屋に歩いていった。

話があるって言ってたけど、どうしたのかな…?


部屋の前に座り、にゃーんと鳴くとヒスニヒョンがドアを開けてくれた。


HEESEUNG
HEESEUNG
ジョンウォナ。入って。


部屋に入ると、座ってくださいとでも言うように床にクッションが置いてあった。

そこに座ると、ヒスニヒョンが目の前の椅子に座る。


HEESEUNG
HEESEUNG
あれ、高低差がすごいね。
ジョンウォニ首が疲れちゃう。


僕はクッションごとベッドに移動され、さっきよりヒョンと目を合わせやすくなった。



HEESEUNG
HEESEUNG
じゃあ、ジョンウォナ。本題に入るけど、
ジョンウォニに色々きいてほしい、ってPDに頼まれて。


…?

なら、人の時のほうがいいんじゃ…?

HEESEUNG
HEESEUNG
で、まず
猫になったことで、人に戻ったときの影響とかはあった?
二足歩行しづらかったり、嗅覚の変化とか。


あー、なるほど。

それなら、猫の時のほうが違いがわかるから答えやすいね。


影響か〜…。特になかった気がする。


首を横にふると、「ないんだね」とヒョンが言った。







その後も質問に答えていって、最終的には爪を切られた。なんでかはわからない。



HEESEUNG
HEESEUNG
よし。ありがとね、ジョンウォニ。
明日会社に伝えてくる。


思ったより早く終わって、部屋に戻る。

あんなこと知ってどうすんのかな。

まあそりゃあ、戻らなかったときのこととか考えてるんだろうな。


戻れんのかな〜、これ。



色々考えながら、丸まって眠りに落ちた。













ー朝ー




目が覚めてリビングに行くと、みんなが朝ご飯を食べていた。


朝寝坊しちゃった。あんなに寝たのに。




JAY
JAY
あ、ジョンウォニ
SUNOO
SUNOO
おはよ〜
NI-KI
NI-KI
おはほーほはいはふ
HEESEUNG
HEESEUNG
おはよ、ジョンウォニ。
昨日…今日か。ありがとね。


みんなが挨拶してくれる。猫で喋れないから、とりあえずにゃーんって鳴いといた。


ちなみに、僕の朝ご飯は基本的にない。

夜に人になったときに食べて、それ以外は何も。


なんか、お腹空かないんだよね。


JAKE
JAKE
あ、ジョンウォニ。
なんか食べる?


…へ?

いや、食べれないじゃん。

JAKE
JAKE
見て見て、缶詰。


嬉しそうに缶詰を見せてくるジェイクヒョン。



…え、食べろって?



NI-KI
NI-KI
ジョンウォニヒョン、缶詰食べれるんですか?
JAKE
JAKE
まあ、缶詰だし…。
猫用だけど大丈夫じゃない?

やばいやばい。

猫食。エサだよ。食べれるの?


JAKE
JAKE
はい、ジョンウォニ。
あーん


いつの間にかジェイクヒョンは缶詰を開けて、スプーンを僕に差し出す。



どうしよう、食べるべきなのか………!!!












〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



お久しぶりです!!12月から活動再開で〜す

もうちょっとしたらソンフンメイン出すので!


応援よろしくお願いします…!!


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