時刻が00:00をまわり、僕はいつものように猫になると、ヒスニヒョンの部屋に歩いていった。
話があるって言ってたけど、どうしたのかな…?
部屋の前に座り、にゃーんと鳴くとヒスニヒョンがドアを開けてくれた。
部屋に入ると、座ってくださいとでも言うように床にクッションが置いてあった。
そこに座ると、ヒスニヒョンが目の前の椅子に座る。
僕はクッションごとベッドに移動され、さっきよりヒョンと目を合わせやすくなった。
…?
なら、人の時のほうがいいんじゃ…?
あー、なるほど。
それなら、猫の時のほうが違いがわかるから答えやすいね。
影響か〜…。特になかった気がする。
首を横にふると、「ないんだね」とヒョンが言った。
その後も質問に答えていって、最終的には爪を切られた。なんでかはわからない。
思ったより早く終わって、部屋に戻る。
あんなこと知ってどうすんのかな。
まあそりゃあ、戻らなかったときのこととか考えてるんだろうな。
戻れんのかな〜、これ。
色々考えながら、丸まって眠りに落ちた。
ー朝ー
目が覚めてリビングに行くと、みんなが朝ご飯を食べていた。
朝寝坊しちゃった。あんなに寝たのに。
みんなが挨拶してくれる。猫で喋れないから、とりあえずにゃーんって鳴いといた。
ちなみに、僕の朝ご飯は基本的にない。
夜に人になったときに食べて、それ以外は何も。
なんか、お腹空かないんだよね。
…へ?
いや、食べれないじゃん。
嬉しそうに缶詰を見せてくるジェイクヒョン。
…え、食べろって?
やばいやばい。
猫食。エサだよ。食べれるの?
いつの間にかジェイクヒョンは缶詰を開けて、スプーンを僕に差し出す。
どうしよう、食べるべきなのか………!!!
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お久しぶりです!!12月から活動再開で〜す
もうちょっとしたらソンフンメイン出すので!
応援よろしくお願いします…!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!