シナ先生と対面で正座をしてお話をする。
くのたま代表の私とシナ先生はこういう機会が多い
うふふ、と顔を見合せて笑うこの時間が案外好きだったりする。
私の一生の憧れのシナ先生。
この人のように魅力的なくノ一だったら利吉さんの隣に居られるのだろうか
忍びの三禁となる色に溺れたかのような相談を、よりにもよってシナ先生にした…?
シナ先生は目を伏せながら語る
一つ一つの仕草に色気があった。
自信に満ちている先生が今は少し隙があるように見える。
これも一つの色仕掛けだが、私はこれが本当の気持ちなのだろうと思う。
だから、シナ先生に憧れるのだ
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あの後、文で任務を受けることを伝えるとすぐに返事が返ってきた。
指定された場所で、着物を着て向かうと既に私服の利吉さんが居たのだ
今回の任務は密書を奪うこと。
城に薬師の夫婦として潜入し密書を取る。と言っても、私は何もすることはないのでただのお飾りだ
お礼を言い、薬箱を背負いながら指定された部屋に向かう。
用意された部屋は広く、客間のようだ
普通に薬師としての役割を果たすだけ。
…私が学生だからだろうな
何のためにこの6年努力したと思っている。
シナ先生からも背中を押してもらったことだし、ここはほんの少しだけでも役に立ちたい
女の薬師は珍しいのか、色々な患者さんに囲まれる。
少し気を緩めたようでこの城の話をし始めた
城の女中の方達と雑談をしていると、矢羽根が飛んでくる。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。