あなたの下の名前side
あなたの一人称の名前はあなたの名字あなたの下の名前。推しに抱きしめられて情けなくも涙腺崩壊した高一です。
そう言って戸狩の兄貴は再び頭を撫でてくれた。
あなたの一人称がそう言うと、2人は固まってしまった。
途端、戸狩の兄貴が泣き出した。
ま、まずい……なんか勘違いさせてる気がするぞ?「思い出した」ってアレでしょ?戸狩の兄貴の過去。お母さんが帰ってこなくて、お腹空いたからゴミ捨て場漁って食べれるもの探したり、ドヤ街を歩いて飯貰ったり……ってやつ。
んー……まぁいっか!推しが心配してくれているというこの幸せを噛み締めたいのでね。
え?え?これ今どういう状況か誰か説明してくれる?
そこからは本当に早かった。高槻が医者呼んで少しの検査。あなたの一人称は目も覚めたし、特に異常も見られない元気ピンピンだったため今日で退院。
その間に戸狩の兄貴は誰かと電話をしていた。
学校の物や部活のものは持っていなかったようで、あなたの一人称の荷物はスマホと財布しかなかった。
あなたの一人称は状況も分からないまま、戸狩の兄貴と高槻と一緒の車に乗せられた。
高槻が運転して、あなたの一人称と戸狩の兄貴が後ろ。
推しが隣にいるという緊張感。死ぬ🫠
恐る恐る話しかけてみたら凄い優しい声と顔で返してくれた。オイ惚れてまうやろ( '-' )
まぁもう惚れてますけどね!!!!何か!?!?
今……この人なんてお言いで??
天王寺組……事務所……!?!?
死ねってこと!?!?!?!?!?!?(?)













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。