無心に走り続けてやっと事務所に戻った。
もう外は暗い。
ヒョンたちに怒られるかな。
そりゃそうだよ。勝手に練習サボっちゃったんだし。
練習室に続く長い廊下。
後ろの方からどんひょぎヒョンの声が響く。
これはヒョンに言うべきことなのか、?
どんひょぎヒョンがすごく俺の事を心配していたのはわかる。
でも…
さっきのことを全てヒョンに言うべきなのか。
そうなったらあなたのことも説明しなきゃいけなくなる。
俺があなたに恋愛的な感情を持ってることもバレるだろう。
もしかしたら、
甘ったれてる
本当に夢を叶えるつもりがあるのか?
恋愛なんてするな
と、いわれるかもしれない。
最悪な場合、
あなたに会うな
そう言われる可能性だってある。
今日起きたこと。
前にヒョンたちに話した女の子…あなたは予想どうりいじめられていたこと。
そしてあなたのことが好きなことも。
自分で言った言葉がすごく重い。
ヒョンの言葉に驚いた。
そんな風に言うとは思わなかった。
ヒョンなりに俺の事応援してくれてるのかな。
嬉しかった。
どんひょぎヒョンに相談するなんて考えてもいなかったけど、
適当そうに見えてちゃんとしてるんだよな…
このヒョン
あ、やっぱこのヒョンダメだ。
あなたの写真見たら絶対好きになる。
だって可愛すぎるもん。
ヒョン絶対狙うじゃん、
あなたの顔は俺だけが知ってればいいから、
あなたは俺のものだから、
って!!何考えてんの俺!!!
あなたは誰のものでもないあなたなのに!
ほんっとにあなたのこと大好きなんだな…
自分の想像以上にあなたに溺れてるんだな、俺。
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こんにちは作者です(^-^)
なんとまたまたランキングにのってたみたいです!
前よりも順位が上がっててほんとに嬉しいです♡
これからもよろしくお願いします~🎶
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。