第3話

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2024/10/06 15:47 更新
翌日
あなた
(私とは違う舞を見るのは新鮮だな)
木の上から雫の舞を見てると、時行が来た



少し2人で何かを見て、時行は居なくなった
…そろそろ下に降りてきたら?
あなた
気づいてたんだ
木を降りて、雫に近寄る
あなたの下の名前って舞とかやるの?
あなた
そうだね、私のは舞刀を使うよ
へぇ…
あなた
…見る?
うん、ありがとう
あなた
じゃあ少し離れてね
そう言うと、雫は距離を取った
自分は刀を抜いて、舞始める
あなた
(切らない舞は始めてだな)
(…こうやって人のを見るのは新鮮だな)
あなた
…これで終わり
綺麗だったよ
ありがとう
あなた
雫の方が綺麗だったわ
じゃあ私はそろそろ戻るね
うん、またね
少し手を振って、道を歩く
あなた
(…ここは悪霊が居なくて凄いな
それくらい良い場所なんだろう)
あなた
(でも、夜はどうかな)





泉から離れた場所
あなた
……
暇で雪の中座ってたら、何故か寝転びたくなったので寝転ぶ
あなた
(冷たい)
あなた
(あの時とは大違い)
目を瞑るが、すぐに目を開ける
あなた
(見られてる、いつもそうだが
やけに多い)
あなた
(刀を置いてきたせいか
気が緩んでるせいか)
あなた
(どちらにせよ、どうでも良い)
また目を瞑る、今回は長めに瞑る
あなた
……
あなた
…ヒュッ
息を吸う音がして、バッと体を起こす
あなた
ハァハァ……あぁ
あなた
(帰ろう)
雪をはらって神社に戻る
諏訪大社
諏訪 頼重
ん、あなたの下の名前
あなた
?なんでしょうか
振り向くと、部屋に手招きされた
あなた
(本当になんなんだ)
少し警戒しながらそっちに行く



諏訪 頼重
あなたの下の名前も確か巫女でしょう
あなた
えぇ、良くご存じで
あなた
(雫が話したのかな)
諏訪 頼重
ただ、雫とは真逆のものが見える
それが悩みでは?
あなた
……
あなた
(…それは誰にも話してない事だ)
諏訪 頼重
警戒せずとも、私神ですよ?
未来が見えるので分かるんです
あなた
そうですか
あなた
頼重殿の通り
私はそれで悩んでますが、支障はありません
諏訪 頼重
支障がなくとも、皆なら気にし、助けてくれる事でしょう
あなた
助けるならご勝手にどうぞ
どうせ根本的解決にはなりません
あなた
では私はこれで失礼します
逃げるように部屋から出る
あなた
(助ける術もない
どうせ助けようとして無残に殺される)
あなた
(…軽率に党に入りすぎた)
自分の軽率な行動に呆れつつ、夜を迎えた
深夜 森
あなた
(寒いな)
四方祓しほうばらいの儀のように縄を結び、真ん中上に幣を刺して、その前に刀を置く

     ーーーーーーーー
     |   幣   |
     |    刀    | ←こんな感じ
     | |
     ーーーーーーーー
その中に入って、神楽鈴と大きな扇子で舞う
あなた
(…いつもやるときは、笛と太鼓の音色でやりやすかったな)



舞が終わって、刀の前に正座で座る
あなた
(……大丈夫、少し痛いだけ)
あなた
スゥ……
あなた
純潔な血で怒りを鎮め
体を休めたまえ、清めたまえ
そう唱えて、刀を抜いて左手首を切る
あなた
っ…
白い雪が、赤に変わる
あなた
ふぅふぅ
少しよろつきながら立って、縄を切って終わる
あなた
(…片付け面倒だな)
使った物を片付けて、大社に戻る

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