第4話

悪い神
940
2024/10/18 14:39 更新
吹雪
あなたの下の名前、夜中寝れなかったのですか?
あなた
?…いえ、どうしてそんな事を?
不意にそう聞かれて、ちょっと驚いた
吹雪
実は寝れなくて少し起きてたが、物音がして
あなた
…動物等では?
吹雪
皆違うと言ってたから多分そうだろう
ありがとう
あなた
いえ
そう話して、吹雪さんはどこかに行った
あなた
(…まだ痛いな
少し深くやり過ぎたか?)
腕の包帯を見ながらそう思う
あなた
(あの後は寝れたが、やはり土地が気に食わないのだろう)
あなた
(何せここには信仰外の神が居るし、それが見える巫女も居る
…私の神も、もう信仰者なんて居ないだろうに)
私が村を出て、数日後見に行くと全員様々な死に方で亡くなった、斬首.絞殺.出血多量.心臓発作
本当に様々だった
あなた
(いつまで私に執着するんだろうか
…答えは私が死した時、分かってる筈だ)
北条 時行
その包帯どうしたの?
急に声を掛けられて、咄嗟に腕を隠す
あなた
!?あー…何もないですよ
昨日森を探索してる時に少し怪我をしただけで
北条 時行
大丈夫?
あなた
大丈夫です、失礼します
そう言って縁側から逃げる
北条 時行
あなた
(全然気がつかなかった…
あの主君逃げ上手なんだっけ、だからかな)
小さなため息を付いてると、首に風が通った
首を絞めるかのようなひりつく風が
あなた
(…大丈夫、信仰外の神他人の物にはなりませんから)
嫌な声が聞こえて、自室に戻る
あなた
(いつか必ず貴方様の物になりますから
少々お待ちを)
???
お前はいツモそう言って逃れヨうとすル
あなた
(……)
???
今こコデお前を食ったッテ良いンだぞ
あなた
(食べれないでしょう
ここは貴方の領地ではなく、貴方が出てきたらここの神が気づくでしょう)
あなた
(それに、今喋るので精一杯なのでは?)
???
随分と生意気になったなカンナギ!
いつかは喰われる身なのを忘れるなよ‼
あなた
(…仰せのままに)
そう言い終わると居なくなった
あなた
…はぁ
あなた
(疲れた、でも図星だった
ここに居る限り、あの方は手出し出来ない)
あなた
(それが分かっただけ良いか)
少し横になる
あなた
(血を授けたから、要求はなかったな
どうせ肉とかも欲しいって言ってきそう)
あなた
(供物なんてここないのに)
あなた
(…深夜に儀式したから眠い…寝よう)
目を瞑って眠りにつく
諏訪 頼重
雫、吹雪
少し良いか?
吹雪
どうしました?
もしかしてあなたの下の名前の話?
吹雪
??
諏訪 頼重
雫せいか~い!
あなたの下の名前の身についての話だ
吹雪
…えっと、何か病気とか?
違うよ、あなたの下の名前って巫女でしょ?
吹雪
えぇ、本人が言ってました
巫女って事はその信仰の神様が居るよね
諏訪 頼重
私と雫みたいにね
吹雪
…彼女にも神が居ると?
うん、しかもあなたの下の名前の中に
吹雪
中?
諏訪 頼重
その神が良い神だったら良かったんだけど、悪い神だったのが問題でね
吹雪
……それで自分が何か知ってないかと言う事ですか

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