レイトside
一瞬動揺したけど、僕はゼリーの蓋を開けスプーンで一口すくう。
そして、ハノンの口にゼリーを入れる。
少し喉の痛みは治まったのか、さっきより喋ることは出来ている。
だけど、頭はまだ痛いのか時々抑えている時もある。
やっぱり、ハノンでも風邪にかかれば厳しいか…。
そう言ってハノンは再び口を開ける。
あんまり見ない甘えない姿に、やっぱり僕はハノンと一緒に入れてよかったと思う。
そして、またゼリーを口の中に入れる。
美味しかったんだろうな。
ハノンの満面の笑みを見て、僕は隠すことも無く照れてしまう。
そして、ゼリーをハノンに食べさせることを何回か繰り返すとゼリーを完食することが出来た。
余談だけど、僕自身の朝ごはんは既に食べ終わっている。
そんな会話が続いて数分…。
扉を開けて、ラノがやってきた。
僕達4人は車に乗って、病院へ行った。
検査の結果案の定風邪で安静にしていれば2、3日で治るらしい。
そして、薬を貰って僕達は家に帰った。
家に入ろうとすると、確かに司達の姿が見えた。
ストロワはそう言うと、大きな紙袋を僕らに渡す。
(´。•ω(•ω•。`)ギュッ…
ハノンはそういい、悠里に抱きつく。
これには悠里も不意打ちだったのか、顔を真っ赤にした。
司の提案で、僕達は家で少しの間楽しい時間を過ごした。
そしてその時間もあっという間に終わり、司達は帰る時間になった。
司達と別れ、僕とハノンは部屋に戻った。
よっぽど楽しかったがその反面案の定疲れていたようで、ハノンはすぐに眠ってしまった。
~2日後~
あれから2日が経った。
ハノンの風邪は無事に治って今は完全に回復している。
そして、僕は改めて思った。
大切な彼女を絶対に守ろうということに。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。