ガヤガヤ
ドッチャンバッチャン
騒がしい朝の…始まりです。
はぁ…
相変わらずの悪口、いつもいつもご苦労様です。
しかも、言っとくけど色仕掛けじゃないから!
ほんとムリなのはこっちのセ・リ・フ!
ふ…ふざけんなぁぁぁぁぁ!
専属バリスタじゃないんかい!
泣。
とまあ、
そんなこんなで…
イヤイヤながらも健気な私は。
…ガリガリガリガリガリ
豆を引いております。はい。
相変わらずだがコイツ、
寝顔マジ天使。
くそぉ…可愛いぜ…。
ってそんなことはよくて…
あ。起きた。
あー。はい。今入れますっ…
やばいやばい…こっち来た…
あー…慌てずに…
ってムリ!
だってこっち来るもん!目開いてないもん!
ここで慌てて淹れると昨日みたいに怒られるし。
でもさ、もう近いよ?
あわあわ…
あー!待ってお願いだから!
マジで!ほんとに!
いや、顔近!
顔面国宝が迫ってくるんですけどぉ!
やばいやばいやばい…
危なかったよ!
あと数ミリだったんだからね!?
あ。通常運転モード戻った。
よーしっ!
第一関門、突破!
あとは車だけですねー。
もーどろっ!
なんで…?
えー!なんでぇ〜〜〜!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。