_あなたside_
私は、パッ_じゃなくて、武道の家にお世話になることになった。
もう夜、みんな眠っている頃だろう。
私は、元々使われていない部屋に布団を敷いて寝っ転がって考えていた。
走馬灯でもない_
あの世でもない_
タイムスリップ_
私は炎の中で死んで過去にタイムスリップしたってこと…?
でもそんなこと普通はできな…
あ
パパのノート…
タイムリープ、直人おじさんがトリガー
…
パパは、私が産まれる前タイムリープをしてたってこと?
でもなんで…
ママが死ぬことを分かっていたから?
それを防ぐため…
あのノートにはその記録が書かれていた…
そう言うことか!!
じゃあ、私が過去にタイムスリップした理由は…
そんなの一択じゃん、
パパとママを助けるため…!!
それにはまず、佐野万次郎を何とかしなきゃ…
ノートの内容をよく思い出して…
記憶力はいいほうなんだから
このノートの時のパパの年齢 26
パパはちょうど12年前にタイムリープできる
7月1日にママは交通事故で…
?
7月1日?
過ぎてる…!!
てことは、パパはもうタイムリープしてるってこと…?
タイムリープした時のパパの体は確か仮死状態
でも今隣の部屋で寝てるパパは、今から12年後のパパ…なのかな
それだったら事情を話した方が…
いや、やめとこう
未来のあなたの子供なんですとか
絶対説得できない
パパはもう佐野万次郎と会っているのかな
それだったら話は早いけど…
不良でもない私が聞いたら怪しまれる…
パパについて行けばいいのか!!
そしたら会えるかも…!!
だけど佐野万次郎と会って、私正気でいられるのかな…
パパもわざわざなんで犯罪組織の人なんかに近づいたんだろう…
……
今度こそ
マイキー君も助ける…?
パパのノートに書いていたこの言葉って
パパの気持ち?
佐野万次郎を助けたかったってこと?
どうして?
なんで、
パパとママを殺したやつのことなんか助けなきゃいけないの…?
パパは佐野万次郎を悪い人だと思っていないのかな…
ここは過去
過去の佐野万次郎を知れば何とかなるはず…!!
よし!明日からパパについて行こう!!
❁✿✾ ✾✿❁︎
次の日
ついて行くつもりだったのに~
パパ学校じゃん
私が今こうしている間にも佐野万次郎と会っているかもしれないのに~
武道の母(おばあちゃん)
「あなたちゃーん。」
「お使い行って欲しいんだけど…」
「頼んでもいいかな?」
「地図は渡すから…」
あなた
「分かりました!」
「買ってきます!」
武道の母(おばあちゃん)
「もう敬語なんて外してよ~」
「あ、武道もそろそろ学校終わる頃だと思うし、寄ってみたら?」
あ、その手があった…!!
あなた
「うん!寄ってみる!!」
「いってきまーす」












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!