第58話

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2025/01/03 09:00 更新
煽った自覚ある。

なんとなく悔しくて。

私に魅力がなくてダメなのかと思ってた。

胸の小ささは私のコンプレックス。

そんな小さい胸を、彼はかわええと言って愛撫した。

執拗なほど。

お気付きだと思うけど、私は処女。

彼ならすべてを捧げていいと思った。

いや、彼じゃなきゃ嫌だ。

彼じゃなきゃダメなんだ。

何をどうしていいかわからない私。

されるがまま。

でも、自然と声は漏れて。

ただただ身を委ねた。

彼は、私を優しく扱った。

何をするにも優しかった。

彼が私の中に入ったときは痛かった。

思わず声にも出てしまった。

そんな私を彼はゆっくり待ってくれた。

痛みが快楽になるまで。

快楽になったとたん、彼は止まらなくなった。
しげおか
あなた、大好きや。愛してんで。
彼のその言葉にも、まともに声を発せなかった。

ただ、吐息と一緒に声が漏れるだけ。

彼は、私の頭を撫でながら、私に言い聞かせるように言った。
しげおか
この、小さくてかわええ胸も…
しげおか
すぐ涙が溢れる目も…
しげおか
優しく話すきれいな声も…
しげおか
俺の声を聞いてくれる耳も…
しげおか
小さい手も、華奢な体も…
しげおか
頑固なとこも、頼らへんとこも…
しげおか
意地っ張りなとこも、頑張り屋なとこも…
しげおか
お酒弱いとこも、酔っぱらってるとこも…
しげおか
今、俺が知っとるすべてが愛おしい。
しげおか
全部引っくるめて、愛しとんねん。
しげおか
はにかんだ笑顔は俺だけのもんや。
しげおか
もっと知りたい、全部知りたい。
しげおか
もう俺は…あなたを手放せない。
しげおか
離れたいって言われても、離してやれない。
しげおか
誰にも渡さへん。俺のあなたや。
しげおか
大好きや………愛しとる……
全部、全部伝わってるよ。

出会ってから時間はあまり経ってない。

でも、大事にしてくれてる。

1番に私の気持ちを優先してくれる。

好きって気持ちもまっすぐ伝えてくれる。

今も、まっすぐ伝えてくれてる。

私もだよ。

大好き。

愛してる。

今はだらしない声しか出せないけど、

いつか、ちゃんと自分の言葉で伝えるから待っててね。
しげおか
愛してんで…あなた…
その言葉を最後に、私の意識はなくなった。

頭がふわふわで、真っ白になって…

最後に見えたのは大好きな人のまっすぐな目。

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