第51話

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2024/05/10 13:18 更新











 椅子に座り、膝の上で拳をぎゅっと握りしめる




 全て終わったというのに、安心なんて

 全く出来なかった . あの人に触れられた

 首筋や腕の感触がまだ残っているようで、気持ち悪い




 はやくお風呂で綺麗に洗い流したい .

 そう思って椅子から立ち上がれば 「 待って 」 と

 オッパに腕を捕まれた






(なまえ)
あなた
 ひゃっ  ... 








 さっきの恐怖から、触られているのがオッパだって
  
 分かっているのに怖く感じる

 そんな私の様子を見たオッパは掴んでいた
 
 腕を緩めると、私に極力触れないように、

 それでも私を囲うように背中に腕を回してきた






lk
lk
 ごめん  ... 








 そう優しく呟かれて、止まっていたはずの
  
 涙がまたぽろぽろと溢れ出す . そんな私の

 涙を指で救うと、そのまま額に優しく口付けた






(なまえ)
あなた
 ッ、、怖かった  ...  っ  !! 
lk
lk
 うん、ごめん 








 怖かったとすがりつく私に何度も謝りながら

 頭を撫でてくれる .

 そのリズムの良い撫で方と、胸元に頭をもたれて

 いるために香るオッパの匂いに、だんだんと心が

 落ち着いてくるのが分かった





(なまえ)
あなた
 ...  でも、どうしてこんなに
 早くに帰ってきてくれたの ? 
lk
lk
 なんか嫌な予感がしたから 








 本当に無事でよかった ... そう言ったオッパに、

 あんなことがあったにも関わらず心が浮つく




 私のピンチを察して助けに来てくれるなんて、

 まるで王子様みたい ...

 ふふふ、とつい笑みがこぼれてしまった






lk
lk
 ...  辛かったら言わなくてもいいけど、 
 俺が帰ってくるまで、何かされた ?








 私が笑ったことに安心したのか、今までずっと

 慰めてくれていたオッパが尋ねてくる







(なまえ)
あなた
 ちょっと首舐められたけど、
 オッパが来てくれたから平気 








 そう言えば、私の頭を撫でていた手がぴたりと止まった






lk
lk
 ...  舐められた  ? 
(なまえ)
あなた
 でも、だからオッパが来てくれたか  ...  ッ  ?! 








 話の途中でいきなり肩に頭を乗せられ、

 当たる髪の毛のくすぐったさについ反応する

 そのまま私を抱き寄せたと思えば首筋に

 ちくりと痛みが走った






(なまえ)
あなた
 ちょ、オッパ  !? 








 私の言葉を無視して、至る所に吸いついていく

 解放された時には、私の首もとは赤い華が

 たくさん散っていた






lk
lk
 ...  マーキング。どっかの誰かは
 これだけじゃ足りないみたいだから 








 そう言って、私の指にはまった指輪をさする

 普段、滅多に痕なんてつけないのに

 そんなオッパが見るのも恥ずかしいぐらい

 私に 『 マーキング 』 をしたんだと思うと、

 幸せな気持ちが体中に充満した






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