第4話

3時間目、過去の時間
31
2026/04/29 09:20 更新
事件当日。
「えー緊急速報です。東京都〇〇区で殺人事件が発生し、犯人は今も逃走中だと言われています。皆さんは戸締りをしっかり確認し、不用意な外出を控えてください。」
「殺害されたのは、あなたの苗字書いてね〜家両親で、子供の行方がわかっていないようです。」
「警察が駆け込んだところ、母親と見られる方が、娘だけでも…逃がしてくださいと言い残したそうで、その後死亡が確認されました。」
俺は不安になって、考えることもなくあなたの下の名前書いてね〜の家まで裸足で走った。
カルマ
あなたの下の名前書いてね〜ちゃん…ッ!
家に着くとそれは酷いものだった
家は玄関から溢れ出る赤黒い液体。
あなたの下の名前書いてね〜ちゃんは……






俺はなんのためらいもなく庭に回って家の中に入った。

………足が痛い。でもそんなのどうでもいい。





泣き声…?





子供2人分くらいの大きめなクロゼットを開けた。






「ひッッく…うぅ…グスン……」
カルマ
あなたの下の名前書いてね〜ちゃん……?
あなた
あ…カル…マ?ぐすっポロポロ
カルマ
大丈夫?ほら、一緒に外でよ?
あなた
うん……
カルマ
怖かったね……大丈夫。オレがいるから
俺はあなたの下の名前書いてね〜ちゃんの頭を撫でた
親が殺されたって言うのに、俺がいるからか、なぜか泣き止んでいた。
外に出た瞬間。




「あ!そこの嬢ちゃん、大丈夫だったかい?」
「僕たちはおまわりさんでね、あなたの苗字書いてね〜あなたの下の名前書いてね〜ちゃんであってるかな?ちょっとお話が聞きたくてね」

警察の人が声をかけた。事情聴取するためだろう。
あなた
ッ……………泣
カルマ
あなたの下の名前書いてね〜ちゃん?!
あなたの下の名前書いてね〜ちゃんは逃げた。大人が怖かったんだろう。俺が追いかける頃には姿はなかった。
それから、何年か経った今。俺はあなたの下の名前書いてね〜ちゃんと再開した。
カルマ
ってことがあってね……
カルマ
会ってない間何があったのか、俺もわかってないんだよ……
なんかごめん…カルマくん……
辛い話させちゃったね……
カエデ
あなたの下の名前書いてね〜ちゃん…苦しかっただろうな……
殺せんせー
にゅ……そんなことが君たちにあったんですね…
殺せんせー
せんせーは、君たちを守る義務がある。そのためには、カルマくんやあなたの苗字書いてね〜さんの事も知る必要がある。
殺せんせー
あとは本人から話を聞きたいのですが……せんせーが聞きに行きましょうかね……
カルマ
いや、俺が行くよ。
カルマくん……
カルマ
あの事件以来、考えたんだよ。
カルマ
こんな俺と一緒にいてくれた大切な人。なんであの時守れなかったんだろうって……
カルマ
だから俺がいくよ。殺せんせー
殺せんせー
……分かりました。
殺せんせー
あなたの苗字書いてね〜さんが落ち着いたらで構いません。後で二人で授業に来てくれませんか?
カルマ
はいはい、わかったよ
カルマ
…じゃ、行ってくるよ

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