カレコレ屋の上のリサイクルショップの上に併設されたアパート。ここにカゲチヨもドライも住んでいるらしい。
そこには、整頓されたテーブルと、水色のベッド。枕元にはパンダとペンギンのぬいぐるみ。
このとき、私は知らなかった。
謎の物体が出てくることを──
数十分後...
皿の上には謎の黒い焦げた塊。
分からない。
まだ焦がしてしまっただけかもしれない。
恐る恐る、口へ運んだ。
むせ返りそうな咳を飲み込んだ。
これはか、唐揚げと呼ばれる何かなのかもしれない。
塩味のあとに甘味、そのあとは苦味と絡みが混ざったような味が来て、食感もグミのようだった。
私は今、過去の自分を称えたい。
あのあと、唐揚げ全てを完食し、全て美味しいと言い切った。
その後、ヒサメとナツは一緒にスキンケアをしたり、ちょっとカードゲームをしたり。
修学旅行のようで楽しかった。
と言うか、それよりあまりスキンケアをしないのにこの美貌はずるい...。ずるすぎる...!
ヒサメの私生活は、とても健康的だった。
──食事を除いて。
ヒサメにベッドを使えと命令されたが、丁寧に断って、結局寝袋。
床にタオルでも良かったのだが。
優しい。優しすぎる。
そのまま、二人同時に眠りについた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。