私は秋華と合流し、隣に並ぶ。
挨拶を交わし、目的地へと歩いていく。
ーー
今日はふたりで祭りに来ている。
夏といえば祭り、お出かけにピッタリということだ。
ーー
私は射的をやったが、思ったより銃のコントロールが難しく、オーラなどと扱い方が違った為、呆気なく外した。
でも秋華は一発で、1等を撃ち抜いた。才能と言うべきだろうか。
彼女は迷いなく、すぐに撃った。確実に当たるという確信があったのだろう。
射的のおじさんが秋華を景品コーナーに案内する、私も笑顔で秋華の後ろについて行った。
その後、一緒にわたあめ食べたり、りんご飴食べたり。
お祭りを満喫した。
何気なく会話を交わす。
私は秋華と手を繋ぎ、人混みを抜けていった。
数分歩き、目的地に着く。
私は笑顔で伝える。
今、私がいる場所は祭りの会場を上から見渡せるような位置にある丘の上。
下を見ると、明るく光る提灯と、人達の楽しそうな笑い声が聞こえる。
伝えたいこと。
そのことを伝えるために、私はこの静かな、丘の上に来た。
深呼吸をして伝えた。
秋華の目から涙がこぼれる。
秋華がいいきった瞬間、私は秋華に抱きつく。
秋華は頷く。
頷いた瞬間、秋華から神々しいオーラが出て、
専属神になったことが分かる。
小さな声で、彼女はそう言った。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。