第5話

君と駆け抜ける【ymmt】
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2025/11/26 12:00 更新




朝、アラームよりも先に目が覚めた。

外は青空。カーテンの隙間から差し込む光に、なぜか

今日は「何でもできそうだ」と思えた。





教室に入ると、彼女は窓際で友達と話していた。

笑い声が聞こえるだけで心臓が騒がしくなる。



ymmt
おはよ




って声をかけると、いつものように明るく笑ってくれる。

その笑顔ひとつで、朝から全部がうまくいく気がした。





最初に「好きだ」と思ったのはいつだったろう。

一緒に部活の準備をしていたとき、部室の隅で交わした何気ない会話。

ふとした瞬間に



ymmt
(この人とずっと話していたいなぁ…)



って思った。それがきっと、僕の初恋だった。

勉強も部活も全力でやってきたけど、恋に関してはまったく不器用。

それでも、思いは止められなかった。




昼休み、友達にからかわれた。



お前さ、最近ずっとあの子見てるよな
ymmt
…うるさい
早くしないとあの子モテるんだから。
盗られちゃうぞ?
ymmt
いや、今日告白するから!!




ムキになってつい言い返したが言葉にした瞬間、逃げ道はなくなった。

でも、それでよかった。

また君を手にする事から逃げ出してしまいそうだから。





放課後。昇降口の前で彼女を待つ。

足音が近づいてきて、視界に入った瞬間、呼吸が浅くなった。



あなた
山本くん?




名前を呼ばれただけで頭が真っ白になる。

けれど、それでも。



ymmt
ちょっと、時間いい?
あなた
うん




校舎裏の静かな場所。

夕陽に染まる景色の中で、心臓の鼓動が大きく響く。



ymmt
…僕、ずっとあなたの名字さんのことが好きだった




声が震えて、言葉が途切れそうになる。

けれど、最後まで伝えた。



ymmt
もし良かったら、僕と付き合ってください!




沈黙のあと、彼女は少し俯き、それから真っ赤になった顔を上げて笑った。



あなた
…私も、ずっと前から好きだったよ




その瞬間、景色が全部変わった気がした。

世界が鮮やかに広がり、夕焼けすら祝福してくれるように見えた。

突き抜けるような刺激が走り、胸が熱くなる。



ymmt
ほんとに?
あなた
ほんとに。




頬が熱くて、どうしようもなかった。

僕がやった!なんて喜ぶから君は驚いていたけれど、

それでも嬉しそうに笑ってくれた。

ふふっと無邪気に笑う声が空に響く。





帰り道、並んで歩く距離がいつもより近い。

ほんの少し手が触れるだけで胸が跳ねる。



ymmt
これからよろしくね





そう言うと、彼女はうなずいて、照れくさそうに目をそらした。





今日一日が忘れられない日になる。

初恋が両想いに変わる奇跡。

その突き抜ける刺激が、これからの毎日を照らしていく。

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