第16話

🎄
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2025/12/11 13:00 曎新
12月の倕方、街はクリスマスの光であふれおいた。

スビンは手袋を倖しながら、
埅ち合わせ堎所の駅前広堎に立っおいた。
吐く息が癜い。
指先が少し冷えおくる。

「寒くないかな  」

ポケットの䞭で、
今日枡す予定の小さな箱が觊れた。
包装玙がカサリず鳎る。

圌女の顔を思い浮かべるたび、
胞の奥がじんわりずあたたかくなる。

5分ほどしお、
人混みの向こうからあなたの䞋の名前が小走りに来た。

「スビン ごめん、埅った」
「  ううん。今来た」

本圓は10分前からいた。
けれど寒い䞭急いできた圌女を芋るず、
そんなこずはどうでもよかった。

倢䞻のマフラヌに積もった小さな雪を、
スビンは指でそっず払う。

「髪にも぀いおる。  ほら」

圌女は驚いたように目を瞬かせ、
それから少し照れたように埮笑んだ。

その笑顔だけで、
スビンは今日来およかったず思えた。

âž»

むルミネヌション通り

ラむトアップされた䞊朚道を歩く。
きらきらず光が揺れお、あなたの䞋の名前の暪顔をやわらかく照らした。

「スビン、今幎も来れたね」
「  うん。君ず来るず、毎幎特別になる」

あなたの䞋の名前が足を止めお振り向く。

「スビンっお、時々さらっずそういうこず蚀うよね」
「蚀っおない」
「蚀っおるよ」

むくれるスビンに、
あなたの䞋の名前はマフラヌをくいっず匕っ匵っお近づけた。

「蚀われお嫌じゃないよ」

その蚀葉に、
胞の奥があたたかく染みる。

歩きながら、
あなたの䞋の名前がそっずスビンのコヌトの裟を぀たんだ。
人混みで離れないように――それ以䞊の意味はない。
でもその小さな仕草が、スビンには堪らなかった。

指先が觊れるか觊れないか。
そんな距離が、胞をくすぐる。

âž»

人混みの少ない公園ぞ

むルミネヌション通りの端にある、小さな公園。
ほずんど人はいない。
柔らかい光が萜ちお、雪が静かに降り続けおいた。

スビンはそっずあなたの䞋の名前の手を取った。

「少し  話したいこずがあっお」
「うん」

蚀葉にするのが恥ずかしくお、
芖線を倖しながらスビンは蚀った。

「今幎、ずっずあなたの䞋の名前に助けられおた。授業も、生掻も  その、党郚」

あなたの䞋の名前は驚いたように瞬きをしお、
それから笑った。

「私のほうこそだよ」

その返事が、心の奥にたっすぐ刺さる。

「  来幎も、いや  ずっず、䞀緒にいたい」

圌女は䞀瞬息を飲んだ。
けれどすぐに、
ふわりず笑っおスビンの手をぎゅっず握り返した。

「うん。私もだよ」

スビンの胞が、ゆっくり緩む。
寒さなんお、もう感じなかった。

âž»

クリスマスプレれント

「はい、これ」
スビンが差し出したのは、小さな箱。

あなたの䞋の名前は倧切に包み玙を開く。
䞭には、シルバヌの小さなペアリング现いチェヌンのネックレスにも぀けられるタむプ。

「スビン  これ、ペア」
「  うん。俺のはここ」

スビンはコヌトの内ポケットから
自分の同じデザむンのものを芋せる。

「指に぀けおも、ネックレスにしおもいい。  無理にずは蚀わないけど」

するずあなたの䞋の名前は、
涙が浮かびそうなほどの笑顔を芋せた。

「無理じゃないよ。すっごく、嬉しい」

スビンの指に觊れ、
あなたの䞋の名前は小さな声で続ける。

「今日いちばんのプレれントかも」

その蚀葉に、
スビンは気づけばあなたの䞋の名前の手をそっず包んでいた。

âž»

そしお、そっず近づく距離

雪の降る音だけがしお、
二人の吐く癜い息が混ざる。

あなたの䞋の名前が芋䞊げおくる。
光が瞳に映り蟌み、
スビンの胞がじわりず熱くなる。

「  少し、顔赀いよ」
「  寒いだけ」

本圓は違う。
近づく気配に心臓が跳ねおいた。

スビンはゆっくり、
あなたの䞋の名前の頬に手を添えた。

キスを深くするわけではない。
けれど觊れた唇は、
あたたかくお、柔らかかった。

雪が溶けるみたいに静かで、
ひず぀の気持ちだけが確かに䌝わる。

離れるず、
あなたの䞋の名前は少し恥ずかしそうに笑った。

「  メリヌクリスマス、スビン」
「  メリヌクリスマス。来幎も、その先も  ずっず䞀緒に」

むルミネヌションの灯りの䞭で、
ふたりだけの時間が静かに流れおいった。
曞いおいお泣けおきた



私クリがっちなんで笑笑

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