克樹side
高橋社長が定時と同時に呼びかけにくる。
うちの会社はゆるいというかホワイトなので、定時帰宅を推奨してくれている
終わったぁと息を吐きながら椅子の上で体を伸ばす矢花を横目に
会社を出る準備をする
バタバタと準備を終わらせた矢花と共に会社に背を向け駅へと向かう
信号を待っていると急に後ろから伸びてきた手によって視界が遮られた
言い当てると満足したのか大人しく俺の左隣へつく嶺亜
右を見ると矢花の隣にいつの間にかこんぴーも来ていた
そ~かなぁと言いながら自分の頬へ両手を当てる嶺亜
かわいい
そう思ってしまっているこの気持ちにはそっと蓋をする
わかりきっていたことだ
ペア時代から嶺亜の事が好きなのも
その思いには蓋をしなければいけないのも
もう、慣れきったことだから。
居酒屋に到着し暖簾をくぐる
四人だと人数を伝えるとテーブルのある個室へと案内された
俺の横に嶺亜が、前に矢花がその隣にこんぴーが座る
俺らから反対意見が出なかったので
嶺亜が店員を呼んで注文してくれる
店員さんが下がってすぐにビールが運ばれてきた
4人でグラスを突き合わせ乾いた喉を潤す
あーあ、嶺亜の顔が悪いことするときの顔になってる
こんぴーもそれをわかってなのか嶺亜と目合わないようにしてるし
嶺亜が、ニヤニヤしながらそう言い放つと
矢花とこんぴーがそろって吹き出した
あ、こんぴーも下の名前で呼んだ
ただすんごい睨んでるけど
拗ねるこんぴーに焦る矢花
それをニヤニヤしながら眺める嶺亜
この飲み会始まって10分も経ってないんだけどカオス過ぎない、、、?
続きます!
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。