佐久間「はーん…なるほどね…」
佐久間「こりゃ終わりだ」
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「警護科から連絡が届いています」
「銃の種類を増やしたいとのことで」
『…なぜ?』
「アメリカの一部で銃撃戦が行われていますが」
「使用してる銃が我々と同じ物らしく」
「本国の信用に関わる問題だと」
『我々公安が所持している銃は特別な物です』
『それがアメリカで使われているのだとしたら』
『何者かが流通させている可能性があります』
『…零課に、捜査をお願いします』
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渡辺「おーい、おーい」
向井「ぁああ〜…」
向井「もう限界やわぁ…」
目黒「そんなに残業?」
向井「昨日は帰ってへんもん」
目黒「帰ってないんだ…」
渡辺「山積みだよなぁ、何もかも」
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『…そうですか』
「あと…この件についてなんですが」
『殺人…ですか?』
「長官も存じていることと思いますが」
「こちらで処理するようにと」
『…分かりました』
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「こちらのお席になります」
『ごめんね、遅れちゃって』
目黒「ううん、お疲れさま」
目黒「コースに合うワインペアリングで」
「承知致しました」
『美味しかった…フルコースで食べたの久しぶりかも』
目黒「ありがとね、付き合ってくれて」
『ううん、ご褒美みたいで嬉しい』
目黒「うん、まぁ…そうなんだけど笑」
目黒「出会えて…お付き合いしてくれて、ありがとう」
『…こちらこそ、ありがとう…』
目黒「結婚してくれますか?」
目を見開いて驚いたあと、
本当に嬉しそうに、返事を返してくれた。
『はい、よろしくお願いします』
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佐久間「おめでとう、蓮」
目黒「ありがと…まぁこれからなんだけどね笑」
佐久間「おめでとう、ほんとに」
目黒「そんなに?笑」
佐久間「うん…」
佐久間「幸せにしてね、あなたの下の名前のこと」
…少し悲しそうに、まるで、
幸せになれないことを知っているかのように、
嫌な予感がする。
佐久間「これ、動くって」
佐久間「さっき連絡あって」
目黒「ついに…」
佐久間「…終わりだね、やっと」
佐久間「終わらせよう」
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長官「君たちは…」
佐久間「公安零課の佐久間と申します」
目黒「同じく、目黒です」
佐久間「単刀直入にお聞きします」
佐久間「長官、あなたは長官として」
佐久間「存在していい人間ではありません」
目黒「Batについて零課で調べていましたが」
目黒「長官の娘さんが創立メンバーだったようです」
長官「娘が…何を言ってる」
目黒「ご存知なかったですか?」
目黒「娘さん、何人も人を殺しています」
目黒「その度に長官は、無実潔白な国民を用意し」
目黒「娘さんを庇うために処刑させ」
目黒「取り返しのつかないところまで来てしまった」
目黒「…違いますか?」
長官「よくできた妄想だな」
佐久間「…妄想?」
長官「私の娘は無罪だ」
長官「君たちは、なにか勘違いしているようだな」
『失礼します』
長官「あなたの名字くん、丁度よかったよ」
長官「零課の2人が有りもしないことを言い出すんだ」
『有りもしないこと…』
『長官、正義とはどんなものだと思いますか』













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!