第54話

File54≠必要枠
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2026/01/01 12:00 更新













もしこの世界が平等だったら。


全ての人に対して、同じように不幸だったら


どうなっていただろうか


苦しみを分かりあい、共に生きていくんだろうか


それとも、互いに苦しみを隠しあいながら、




美しいものを手に入れるために足掻くんだろうか


それが例えば、人であっても。





美しい人にはなぜか、近寄りがたく感じてしまう

可愛い人にはなぜか、近寄ってもいいように感じる

何も知らないような初心な表情が可愛いとして

全てを知り尽くして疲れ切った表情から

美しさを感じる

美しさには隠れた悪が共存しているのだと知って。

誑かされた人らの憎悪が美しさの根源になっている

自分が近寄ろうとも、微塵もなく潰されて、

美しさに足されるだけだと

美しさには触れ難いナニカがある

美しい薔薇には棘があるように

美しい人にも棘があるのだと

美しさに惹かれる

そして自分が傷付く

嗚呼、自分はなんて愚かなんだろう

どうして無駄だと、傷付くと、分かっているのに





『美しいものは手に入らないから美しいんですよ』

『手に入る美しいものは…』

『本当は美しくないのかもしれません』

















『長官』

『それが…これが、正義なら』

『よっぽど悪の方が正義です』

長官「私の娘が勝手にやっただけで」

長官「なにも知らない」

『…いつまで隠すつもりですか』

『無罪の国民が、命を落としてるんですよ』

長官「必要枠だ」

長官「それに君たちも、歯向かったら容赦なく潰される」

長官「通常業務をしてればいい」

長官「余計なことを考えるな」









佐久間「…ここにも居たんだね」

目黒「アパートの隣人…」

目黒「監視してたのかな」

佐久間「…蓮〜、できることやっときなよ」

目黒「ん…?」

佐久間「いつどうなるか分かんないんだから」













目黒「ねぇあなたの下の名前、明日ちょっと時間ある?」

『明日?…うん、大丈夫だよ』

目黒「…子ども、欲しくない?」

『え…っと…』

『それなら…来週、かな』

目黒「分かった」

目黒「ありがとう」













阿部「うん、そうそう」

阿部「だから昇格するのかと思ってたけど」

深澤「へぇー…」

岩本「後悔が早いんだよ笑」

阿部「そうだ〜告白もしなかったくせに」

深澤「告白は…したよ」

深澤「…した」

岩本「それでも諦められないんだろ?」

深澤「いや…なんか、真剣に向き合ってくれないっていうか」

阿部「向き合う気もないんだ」

深澤「…そうかもなんだけど、」

深澤「でも…ちゃんと伝えたい、俺は」










向井「しょぴ…」

向井「ぇっ……ぅ、…」

向井「うわぁああああっ!!!!!!」




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