第5話

5話 楽しい日
49
2023/06/14 13:47 更新
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
ピィピ
ピィピ
ピ、ピィ
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
ピィピ、ありがとう。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
え〜と
マリーへ
今日もご機嫌いかが?
今夜良かったら会いたくて…
渡したいものがあるの。
        ネリネより
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
お返事書くから少し待ってて。ピィピ。
ピィピを鳥籠とりかごに入れる。
このピィピは、ネリネ様が私と密会する用に飼い始めた伝書鳩。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
(まさかネリネ様がここまでしてくださるなんて…)
スラスラと万年筆を動かす。
あっと言う間に返事を書き終えた。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
よし!
改めて、返事を見返した。
ネリネ様へ
お誘いいただきありがとうございます。
是非とも行かせていただきます。
            マリーより
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
(こんなもので…大丈夫ですよね?)
見返せば見返す程、自分の返事がおかしく見えてくる。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
う、う〜ん…
数十分後
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
できた…!
ようやくできた返事を光に透かした。
光の移ろいと共に、達成感がこみ上げる。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
よし、じゃあピィピよろしく。
ピィピ
ピィピ
ピー!
バサバサと、ピィピはどびさっていった。
ネリネ視点
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
ふんふんふーん♪
軽やかなリズムが部屋に響き渡る。
アプリコットの紅茶。ピスタチオクリームが挟まっているマカロン。更に、砂糖が宝石の様に散りばめられているストロベリーケーキ。
遠くの空にあるのはマシュマロ?
あ、あれは…
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
ピィピ、ありがとう!
ピィピ
ピィピ
ピー、ピー!
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
ん〜!
先に、ストロベリーケーキをパクリ。
甘酸っぱい果肉と砂糖のアンバランスだけど計算されているハーモニーがたまらない。
しばらくして、ピィピが持ってきた少しクシャリした返事を受け取り、中を読む。
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
お、じゃあ渡せるみたいね。
私はラッピングされた小さめの箱に目を移した。
夜、ネリネの家にて
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
し、失礼…します。
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
もう、マリー。
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
前にも言ったけど、そんなに固く敬語使わなくてもいいのよ?
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
い、いえ、敬語これが慣れてしまったもので…
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
そうなのね。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
で、ネリネ様は今日何で私をお呼びに…?
もしかしたら、もう会わないようにしましょう、位が違いますからもう縁を切りましょう、などと言われるかもしれないからだ。
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
あぁ…それは
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
ふふっ、今用意するからちょっとこれを。
と目隠しを渡された。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
(つける…べきですよね。)
どことなく不安で躊躇してしまう。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
(いえ、ネリネ様は騙すような方ではない。)
と、今まで浮かんだ良からぬ妄想を振り払い、目隠しを付けた。
しばらく、ドタバタと音が聞こえる。
そして、その音が遂に私の前に止まった。
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
じゃあマリー、目隠しを外して!
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
は、はい!
目隠しを外し、恐る恐る目を開けると、そこには丁寧にラッピングされた箱があった。
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
え、これ…
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
そう、プレゼントよ!
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
ほら、開けてみて!
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
あ、はい
包み紙を丁寧にゆっくり開いていく。
中に箱があった。パカリと蓋を開けると、そこには柔らかそうな陽だまり色をしたブランケットがたたんであった。
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
それ、この前商店街で見つけてマリーに合いそうだったから買ったのよ。どう?
ユターゴ・マリー
ユターゴ・マリー
いい…凄くいいです!
イエス・ネリネ
イエス・ネリネ
そう?よかった。
微笑ましい光景を、月がこの後起こる悲劇を示す様に照らした。
甘粉
甘粉
1200文字だぜぃ〜
甘粉
甘粉
次回予告!(今回は旧主つかってくよ〜)
甘粉
甘粉
魔女狩り開始編!
甘粉
甘粉
お楽しみに〜

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