第2話

५⋆*
62
2025/12/07 09:32 更新






会議が始まってしばらくすると、


全員でマイクラの新企画について話す空気も


だいぶ賑やかになってきた。


じゃっぴが大きな声で

jp
いやここはもっとカオスにいこーよ!


って言えば


うりりんが

ur
いやヤバすぎやろwww


ってツッコミ返す



その後ろで、のあさんは小さく頷いたり、
控えめに手を挙げて意見を言ったりしてた。


...なんだけど


俺には見えてしまった。


のあさんのメモ帳が上下逆さまになっていることを。

mf
(絶対気づいてないじゃん..w)


俺は笑いそうになるのを必死に堪えながら、


のあさんに近づいてそっと囁いた。

mf
のあさん、それ逆!
no
えっ?!


全身をビクッとして、急いでメモ帳をひっくり返す
のあさん。


その慌て方がまた可愛いというか...


いや、可愛いは記録係にあるまじき感想なんだけど。

no
気づいてたんですか!?
mf
まぁ...
no
もう!早く言ってくださいよ!
no
めっちゃ恥ずいやん..//


のあさんは顔を両手で隠した。


その仕草にドキンとした。


あまり見せない″のあさんの素″がこっそり見えた気分

tt
のあさんなんか顔赤くない?
tt
大丈夫?熱あるんちゃん?


たっつんがこっちを向いてそう言った。

no
ち、違いますよ!!
no
もふくんが...!!
mf
ん?
no
メモ帳逆さって...


一瞬皆が固まって、次の瞬間、爆笑が起きた。

et
のあさん可愛い〜!
yn
逆はやばいだろw
sv
それでめっちゃ良いこと言ってたのww


のあさんは耳まで真っ赤。

no
もぉ〜お!!!!


でも俺は気づいた。


恥ずかしすぎて、笑い方がちょっと変なことに。


____こんなのあさんも、
じゃっぴは最初に知ったんだろうな。



会議が終わったあと、


のあさんは個室ブースで編集チェックをしてた。


俺は記録用データの整理をしてたけど、


ふと見ると、のあさんの肩が小さく上下してる。

mf
(...ん?)


よく見たらのあさん___________


ヘッドフォン逆につけてる。


右と左の表示、丸わかりなのに、
本人は全く気づいてない

mf
(やっぱ天然だなぁ...)


そっと近づいて、トントンと肩を指で叩く。

no
...どうしました?
mf
左右逆だよ
no
............え???


完全に固まったあと、のあさんはゆっっっくりと
ヘッドホンを外した。
no
...私今日ダメな日すぎません?笑
mf
いやぁ、普段からじゃないっすかね?
no
えひど!!!!


のあさんは深く息を吐いて、小さく笑った。

no
...最近はもふくんが気づいてくれますね
mf
まぁ、記録係になったんで
no
まぁ、それもあると思いますけど...
no
すごく繊細な部分も気づいてくれるから
助かってます


感謝の言い方がなんだか普段より真っ直ぐで。


変に取り繕ってなくて。


胸の奥が、また少しだけ熱くなった。

mf
まぁ、これからも任せてくださいよ笑


のあさんは照れたように笑い、編集にもどった。


俺はその横顔を見ながら思った。


____今日もまた、記録したくなるものが増えたな




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