第61話

🧢🕶️
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2024/09/15 04:05 更新




あなた
そんな……っ、


でも私は諦めたくない。

前回の、あの海へと急ぐ。

でも……







あなた
いない……?



波が、いつもより荒く打ち付けているだけだった。
本当に…誰一人、いない。





あなた
(まさか…場所も変えた…!?)



それじゃあ探しようがないじゃない……!






























数時間前。





また、別の海辺にて。











景光
(やっぱり…死人は生きてちゃいけないんだよ…)



俺のせいで、たくさんの人に迷惑をかけた。


俺がいなかったら、きっと
ゼロも、兄さんも、風見さんも、あなたも、

危ない目に合うことはなかった。

俺が生きているせいで誰かが危ない目に合うくらいなら、
俺はここで死ぬ。






もう一度。
















俺は覚悟を決めてトリガーに指をかけた。



















































研二
……何してるの。
景光
………は、
萩原……!?




いくら爆発物処理班にいたって、
警察である以上、拳銃の取り扱いには詳しいのか。

萩原が拳銃を扱っているところは
あまり見たことがなかったけど。


萩原は左手をポケットに突っ込んだまま、
右手でしっかりシリンダーを掴んでいる。

立ったまま俺を冷ややかな目で見下ろしていた。




研二
…降谷ちゃんに諸伏がいないって聞いたから
単独で探しに来たんだけど。
景光
………っ
研二
もう一度聞く。


本気で怒っているのか、

いつもの俺に対してのちゃん付けも無かった。


研二
何してたの?



始めて萩原にかけられた圧に耐えられず
少し目を離すと、その隙に拳銃を取られ、海に投げられる。


ちゃぽ………

あまり立っていない波は
小さな音を立てて銃を飲み込んだ。


景光
…いるべき場所に、行こうとした。
研二
……分かっていないようだから教えてあげる。


その瞬間、雰囲気が和らいだので
俺は顔を上げた。
萩原の目線を追って後ろを振り向くと、
ゼロに松田、班長、兄さんが走って来るのが見える。

景光
………!
研二
ここだよ。諸伏ちゃんの帰る場所。

萩原が大きく手を広げて、
海全部を受け入れるような仕草をする。

潮風を受けた萩原は、笑っていた。


景光
萩原……
ヒロ!馬鹿かお前……!!

降谷の汗で張り付いた髪を剥がすように
またもや潮風が二人の間を通り過ぎる。
高明
景光……
景光
兄さんも……
陣平
はぁー………

松田も諸伏を見て一瞬ホッとした顔をする。
でもすぐにいつもの表情に戻り、班長に問いかけた。


陣平
で、あなたは?
今連絡した。


その直後、向こうから駆けてくる姿が見える。


あなた
景光さん……!
景光
あなたまで……
あなた
もう…!馬鹿ですか!
本当だよ。馬鹿ですか。
景光
いてっ

ゼロに割と本気めのデコピンを喰らった。







『───帰ろう?』
そういったのは誰だったか。







陣平
……そうだな。

松田と萩原はタバコを吸いながら。
高明は後ろで手を組んで。
班長は躓いたあなたを支えるように隣を歩いて。
降谷は諸伏と笑い合っている。





みんなで海辺を後にした。




























何か…次くらいに完結しそう(


あの…みんなが去るところ
緋色の主題歌流したくなった←は





え、思ったより完結早(
Season4始まるまでこれ見ててほしい(?





言わばSeason3.5(?)










てことでまた!

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